人材育成リスキリングに役立つ助成金「人への投資促進コース」

2022/11/06
リスキリングに役立つ助成金「人への投資促進コース」

今日、IT・データのスキルは業界問わず様々な場面で必要とされています。このような時代の流れに対応すべく、社内で研修などを通してITスキルの教育を試みる企業も増えてきています。 しかしこうしたデジタル教育を行うにあたって、予算面もしくは質的な面で、さまざまな理由から苦戦をしいられている企業も少なくありません。

本記事では、第四次産業革命スキル習得講座認定制度(一般に、Reスキル講座認定制度)について、具体的な助成金(人材開発助成金)の内容を中心にご紹介します。この制度を利用すれば、社内のリスキリングにかかる費用のうち、最大75%もの助成金をうけとることができるので、予算面の課題の解消につながり、より質の良いIT教育を社員に提供できるようにもなります。

国が用意している助成金などを上手く活用しながら、効率よく現場で活躍できるIT人材の育成をしていけるようにしましょう。

※本記事は、2022/10/18時点の情報をもとに作成しております。

目次

人材開発支援助成金とは?

そもそも「第四次産業革命スキル習得講座認定制度(リスキル講座認定制度)」とは、将来の成長がみこまれるIT・データ分野において、社会人がスキルアップを図るために必要な教育訓練講座を経済産業大臣が認定する制度です。

この認定された講座を企業内での人材育成に用いる際に一定の要件を満たした場合、厚生労働省「人材開発支援助成金」の助成対象となります。

この助成金にもコースが複数存在しそれぞれ対象が異なるのですが、このページは令和4年度から設けられた「人への投資促進コース」についてみていきましょう。このコースは他のコースよりも助成額が多いことが特徴で、社内で高度なデジタル人材の育成・教育をしようとする場合にはこのコースのメニューを適用することになります。

*詳しい人材開発支援助成金制度について知りたい方はぜひ、厚生労働省のホームページをご参照ください。

人への投資促進コースの助成額・条件

人への投資促進コースの助成額・条件

前章で国が用意する人材開発支援助成金についてご紹介しましたが、本章では具体的に社内でのリスキリングなどを考えており専門の教育機関に研修・教育を委託する場合には、助成金をどの程度もらえるのか、どのような要件をみたせば助成対象になるのか、具体的にどのような内容の教育が本助成金の対象になるのか、について説明します。

給付額

経済産業省から認定を受けている第四次産業革命スキル習得講座(リスキル講座)を受講する場合は「人への投資促進コース」の高度デジタル人材訓練に分類されます。この助成金のコースでは以下の金額が助成されます。

  • 中小企業の場合は、訓練経費の75%
  • 大企業の場合は、訓練経費の60%

これは、他の助成金と比べても非常に多いものとなっています。

他にも一事業所あたり一年度1500万円までの上限設定、訓練受講の期間・回数の制限など細かい規則はありますが、気になる方は厚生労働省の出しているパンフレット(2022/10/18時点)をご確認ください。

給付の条件

基本的には「情報通信業」に分類されている事業主が対象となっていますが、そうでなくてもDX認定をうけている・DX推進のため事業内計画等の計画を策定している、などの条件をみたせば、この助成金を申請することができます。

細かい制限について気になる方は、ぜひお問い合わせフォームまでお気軽にお問い合わせください。

講座の内容

具体的に高度デジタル人材訓練とは、どのような内容を含むのかについては以下をご覧ください。リスキル講座は「IoTやAIなどの先端IT技術を扱える人材を育成する」ことを目的としており、受講者の学習前の能力に制限をもうけているわけではないので安心してください。

  • AI、IoT、データサイエンス、クラウド
  • 高度なセキュリティやネットワーク
  • IT利活用(自動車モデルベース開発、自動運転、生産システムデジタル設計)

人材開発支援助成金「人への投資コース」を利用できる講座紹介

経済産業省認定のReスキル講座

インターネットアカデミーでは、人材開発支援助成金「人への投資促進コース」を活用しながら受講できる経済産業省認定のReスキル講座を複数ご用意しております。以下に講座の概要をご紹介しますので、ぜひご覧ください。

IoTエンジニア育成コースA、IoTエンジニア育成コースB

自動車や家電など、様々なモノとインターネットをつなぐIoT(Internet of Things)は、先端IT技術として業界を問わず活用されています。このコースは、ビジネスでIoTを活用できる人材を育成します。プログラミングやサーバー、ネットワークなどIoTの実装に欠かせないスキルを身につけ、実際にIoTに対応した家電製品を制御するアプリケーションの開発や、実機の操作を行います。

AIエンジニア育成コース

近年、経営課題としてあげられる人材不足の解決や働き方改革の推進のため「AI」や「IoT」が注目されています。このコースでは、AIの歴史やAIが得意なことや苦手な事、ビジネスにおける活用事例などの基礎知識はもちろん、Pythonを使ったAIプログラミングの実践を行います。機械学習(マシンラーニング)や深層学習(ディープラーニング)を活用したシステムを構築を行います。

AIエンジニア育成コース

AI×IoTエンジニア育成コース

近年注目されている「AI」「IoT」といった先端IT技術について、学んでいきます。AIに関しては「AIエンジニアコース」、IoTに関しては「IoTエンジニア育成コース」と同様な内容について学習することができます。

AI×IoTエンジニア育成コース

「人への投資促進コース」助成金を利用できるリスキル講座のほかにも、人材開発支援助成金の適用が可能な講座を多くご用意しておりますので、社内でのデジタル人材の育成をご検討の方はぜひ、ご気軽にインターネットアカデミーまでご相談ください。

あらゆる業界でITやデータのスキルが活用されるようになっている今日、多くの企業が社員のリスキリングを行い、時代の流れに適応していくことを求められています。ぜひ、国が用意している人材開発支援助成金などの補助制度をうまく活用して、社内の内製化に取り組んでいきましょう。

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