人材育成中小企業のDX人材育成を支援する「DXリスキリング助成金」

2022/08/30 (2023/02/21更新)
中小企業のDX人材育成を支援する「DXリスキリング助成金」

本記事は、2022/7/19にインターネット・アカデミーが開催した「DX推進のための IT教育&助成金活用セミナー」の一部を紹介したものです。

目次

IT人材を社内で育成する傾向

IT人材を社内で育成する傾向

近年、世界的にビジネスでさまざまなテクノロジーが活用されるようになり、日本企業もビジネスのDX化に取り組まざるを得ない状態となっています。しかし、日本ではDX推進で苦戦している企業も多く、インターネット・アカデミーにもDX人材育成に関する相談が多く寄せられています。

多くの企業がDX推進に取り組んでいることに加え、海外の大手IT企業がエンジニア人材に高額オファーをしていることもあり、エンジニアやITへの知見をもった優秀なIT人材の採用は非常に困難です。そこで、自社でエンジニアやIT人材を育成しようという取り組みをしている企業が増えてきています。

しかし、こうしたIT教育を行う際に、コスト面でお悩みの企業様も多くあります。インターネット・アカデミーは、カリキュラムやスケジュールを自在にカスタマイズできるのが強みで、お客様の予算に合わせて柔軟に対応させていただくこともできるのですが、「うちは中小企業で予算が多くとれない」というご相談もよくいただきます。

中小企業の場合は、「DXリスキリング助成金」の制度を活用できるケースが多く、この助成金制度を活用して研修を受けていただくこともあります。

DXリスキリング助成金とは

DXリスキリング助成金は、東京都がDX人材の育成支援のために行っている助成金制度で、インターネット・アカデミーなどの民間の教育サービスでDXに関する職業訓練を行った場合に経費の一部を助成する制度です。

集合研修や講師派遣の研修はもちろん、eラーニングによる研修も対象となりますので、集合研修をするようなまとまった時間が取りにくい、という企業様でもこの制度を利用できます。

都内に本社や事業所がある中小企業(中小企業基本法第2条第1項の規定)が対象となり、受講者の方は、都内の事業所に勤務されている方であれば居住地は問われません。

なお、大企業などDXリスキリング助成金の対象から外れる企業様でも「厚生労働省 人材開発支援助成金」を利用した研修ができる場合がありますので、個別にご相談ください。

【2023/2/21追記】
2023年度より、オーダーメイド研修も助成金の支給対象になりました。

助成額や対象講座は?

この制度では、対象となる経費の3分の2、最大64万円が助成されます。また、対象となる講座は「DXに関する職業訓練」ですが、具体例として次のような講座があげられています。

  • AI・IoT
  • UI/UXデザイン
  • 経営戦略
  • プログラミング言語
  • プロジェクトマネジメント
  • RPA
  • データサイエンス
  • デザイン思考
  • セキュリティ

インターネット・アカデミーで提供している講座の多くはこれらの要件を満たしているため、助成金対象講座として受講していただくことができます。

なお、対象講座の要件として、「20時間以上(複数講座の組み合わせも可)」「企業が受講者の受講履歴等を確認できる」などの条件もありますが、インターネット・アカデミーでは、受講履歴はもちろん、受講の進捗管理、学習効果の測定を行う学習管理システム(LMS)も提供していますので、これらの要件についても満たしています。

対象講座の要件

  • 訓練時間:20時間以上(複数講座の組み合わせも可
  • 通常の業務と区別できるOFF-JTの訓練である
  • 受講案内と受講料などが一般に公開されており、1講座・受講者1人当たりの講座期間(時間)および受講料があらかじめ定められている
    【2023/2/21追記】
    もしくは、企業の課題に応じた内容を企画し、自社内に外部講師や教育機関等を招いて実施するオーダーメイド型のものであり、1時間あたり10万円以内であること
  • 助成対象事業者が受講者の受講履歴等を確認できる
  • 助成対象期間の初日以降に開始し、助成対象期間内に終了した訓練である

※制度の詳細はDXリスキリング助成金のページをご覧ください。

助成金対象の研修は?

インターネット・アカデミーでは、ITリテラシーからプログラミング、UXデザインなど、さまざまなジャンルの講座を用意しています。貴社の要望にあわせて、これらの講座を組み合わせることもできますので、「ITリテラシーとプログラミングを学びたい」「UXデザインとデザイン志向を学びたい」といったご要望にもお応えできます。

貴社の要望にあった助成金対象講座や、DXリスキリング助成金制度を利用する場合の手続きのフローのご案内など、個別の相談会で承っていますので、助成金活用を検討されている方はお気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

金正煒
インターネット・アカデミー ITコンサルタント

500社以上の企業のIT教育をコンサルティングした実績をもつ。
エコーネットコンソーシアムフォーラムやLPI日本支部共催セミナーでの関連技術についての講演を担当。 Oracle Certified Java Programmer Silver SE 8、Python3エンジニア認定基礎試験、PHP技術者認定資格など、多数のIT資格を保持。

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