人材育成DX人材育成がうまくいかない4つの要員(現場編)

2024/03/27
DX人材育成がうまくいかない4つの要員(現場編)

DX人材育成が社会的な課題となり、多くの企業がDX人材育成に取り組んでいます。一方で、DX人材育成に取り組んだはいいものの、思うように人材が育たないというケースも多いのが現状です。

今回は、インターネット・アカデミーに寄せられる相談内容や教育支援の際に感じる「DX人材育成がうまくいかない要員」について触れていきたいと思います。

目次

うまくいかない原因(現場編)

ビジネスアーキテクト不在でDXが失敗するケースの記事で触れたように、DXが失敗する根本的な要因は戦略に課題があったり、DXの旗振り役となる人材の知識不足によるところが大きいですが、この記事では日々の業務を遂行している現場の社員に関する問題について触れていきます。

現場においては、ITの基本スキルの不足やマインドセットに課題があるケースが多いですが、これらの問題を抱えた状態でDX人材育成に取り組んでも、十分な効果をあげることは難しいのが実情です。

1. ITリテラシーの不足

「パソコン操作が苦手」という方が多いパターンです。アナログ業務が多い業種や職種の場合は、パソコンそのものを使う機会が少なく苦手意識を持っている方が多い傾向にあります。デジタルツール導入に反対されたり、導入しても現場ではまったく使われないなどの問題が起きるケースもあります。

2.変化したくない

「DX化をするためには、仕事の進め方を大きく変える必要がありますし、場合によってはこれまで行っていた業務自体がなくなる可能性もあり、こうした変化を拒む方も多いです。また、原因1とも関連しますが、「今までのやり方である程度結果が出ているので変える必要がない」「下手にデジタル化すると作業効率が落ちる」と考えている方もいます。

3.情報共有したくない

データ利活用を行う場合、社内データの統合・共有・整理などが欠かせませんが、自分が持っている情報やノウハウを共有したくないと考える社員もいます。たとえば、自分が担当している顧客の情報をExcelなどにまとめており、データベースに登録しないなどが該当します。

4.ツールの活用が不十分

業務効率化ツールやデジタルツールを導入しているものの活用が不十分というケースで、会社のDXの方針でツールを導入したものの、使用を現場に丸投げしているパターンなどがあります。ツール操作スキルが不足しているパターンもありますが、組織的にツールを活用するメリットが伝わっておらず、個人単位で一部機能だけ使っているなどもあります。

マインドセットの醸成が重要

いくつか代表例をあげましたが、これらは「デジタルスキル標準」で "すべてのビジネスパーソンが身につけるべき標準スキル" として定義されている「基本的なIT活用スキル」や「マインドセット」が不足している点が共通しています。

ITスキルの向上はもちろん重要ですが、ITスキルアップ研修などを導入するだけだと「自分には必要ない」と思っている方の場合、スキルアップの幅も低く、研修後の行動変容もありません。まずは、パソコンやITツールを使うことで、自分の仕事にどんなメリットがあるのかを示す必要があります。

インターネット・アカデミーの研修では、研修の目的や受講者の方の理解度や価値観を踏まえて講義を行うため、こうしたマインドセットの醸成も対応していますが、IT研修を導入する際には、あらかじめマインドセットを醸成しておくか、マインドセット系のカリキュラムとの併用をおすすめします。

インターネット・アカデミーでは、ITに苦手意識をもつ社員の方に向けた研修実績も多数ありますので、こうしたお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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