人材育成【事例紹介】頓挫しかけたDX推進プロジェクト

2023/04/30
【事例紹介】頓挫しかけたDX推進プロジェクト

DX化に取り組み始めたものの、上手くいっていないという企業も多くあります。「DX白書2023」によると、実際にDXを推進している日本企業で「成果がでていない」「成果についてはわからない」と回答した企業は約42%にのぼります。

今回の記事では、DX推進に取り組み始めたものの思うような成果が出ていなかったA社がDXの知識を学んだことでプロジェクトが再稼働した事例を紹介します。

目次

導入したツールが活用されていなかった

人材関連事業を行っているA社では、全社的にDXを進めようというプロジェクトに取り組んでいました。A社は非IT業で社内にITに明るい社員も少なかったため、まずは社員にITパスポートなどのIT資格を取得することを推奨し、そのうえでDXを進めていくことを目指していました。

実際にITパスポートを取得する社員が出始め、DX推進のために業務効率化ツールをいくつか導入していましたが、それらのツールがDXにどのように貢献するのか、イメージがわかずに成果が出ているとは言えない状態になっていました。

例えば、社内のコミュニケーションツールとして導入したチャットツールは、チャットが増えることで情報が飛び交うようになったものの、情報の整理が追いつかず、逆に混乱を招き、伝えたつもりの情報が伝わっていなかったというようなコミュニケーションのトラブルも起きていました。

また、A社の業界でよく利用されている業務効率化ツールも導入しましたが、そのツールの目的や使い方が周知されていなかったため、現場の社員はツールの使い方に戸惑い、逆に業務の遅延を招くことになってしまいました。

そのため、DXをどのように進めるべきかを把握するために、インターネット・アカデミーでDX推進プロジェクトに携わっている社員を対象にしたDXとAIプログラミングについての研修を行うことにしました。

DXとデータベースについての理解を深めたい

A社の研修では、DXの基本的な概念からDX戦略の考え方はもちろん、自社でどのようにDXを進めていくべきか、導入したツールをどのように活用すればよいかを考える演習も行われました。

研修を受講した社員の中には、導入したツールをつかって業務をすることに疑問を持っていた人もいましたが、研修を受けたことで、それらのツールを使って業務を効率化するためのイメージがつかめ、ツールの活用方法についても理解を深めることができたようです。

A社が利用した研修カリキュラム

A社のケースでは、ツール導入が上手くいかないことでDX推進プロジェクトが頓挫しかけていましたが、もともとDXに積極的な社員を対象に研修を行ったことで、再びプロジェクトが進むようになり、導入済のツールを活用できるようになったり、それに伴って業務フローを整備する取り組みも行われるようになったそうです。

また、基礎教養を高めるために受講したAIプログラム基礎研修を受けたことで、A社にはデータ活用に関する知識やスキルが不足していることが課題であることも認識できたそうです。それによって、DXの次のフェーズとして、データ分析の研修による社員の育成や、データサイエンティストなどの職種の採用といった戦略を描けるようになりました。

インターネット・アカデミーでは、このケースのように受講者の職種や会社の目的に合わせて柔軟な研修カリキュラムのカスタマイズができます。自社の状況にあわせた研修をお探しの方は、お気軽にご相談ください。

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