事例紹介DX系の研修事例ITリテラシーや生産性向上を実現した事例
DX人材育成のための研修事例の一部を紹介します。ここでは、DXリテラシー向上系、業務効率化系、データ活用系の事例を取り上げています。
DXリテラシー系の研修事例
階層別のDXリテラシー研修株式会社シムックス

- DXを推進するうえで全社的にITリテラシーが不足していた
- ITに対する意識付けを全社員に広げられ、社員がDX化の必要性を認識できた
会社代表をはじめ、管理本部と各事業を統括する役員、部支社長、そして各事業所を運営する課所長、指令・担当、事務員をそれぞれ対象にし、研修を実施していただきました。 今回の研修は、社員にDX推進の必要性を認識してもらう良いきっかけになったと思います。研修後さっそく「既存警備の実務や対応手順などをデータ化し、新規警備の計画などを自動で組み立てられるようにしたい」といった案や、「知識を少しでも多く習得し、デジタライゼーションを進めていきたい」という声が、受講したメンバーから聞こえてきています。
ITリテラシー底上げのためのDX研修名古屋空港ビルディング株式会社

- 社員のITに関する知識量に個人差があり、ITリテラシーが高い社員に大きな負担がのしかかっていた
- 社内の基準を全員がクリアし、ITリテラシーが底上げできた
ITやDXの推進が一層注目されるようになり、全社的なITリテラシーの底上げが必要だという認識が広がりました。一方で、社員のITに関する知識量に個人差があるため、システムに関わる業務はITリテラシーの高い社員に依存しているという課題がありました。ITの基礎知識がなくても分かりやすい、丁寧な研修動画だったため、つまずくことなく継続して受講を進めることができました。弊社で受講者に対して設けていた研修の修了条件があったのですが、全員が受講期間内にクリアできました。社内のITリテラシーが底上げできたと感じ、満足しています。
業務効率化系の研修事例
Power Platform活用ハンズオン研修住商グローバル・ロジスティクス株式会社

- Power Platformを社内で使える環境にありながら、会社全体での利用や推進ができていなかった
- 研修で学んだ知識をいかして、通知メールの自動化やPower BIによる分析を行う社員が出るなど、ツール活用が進んでいる
研修が終了してから約2ヵ月後、受講者を少人数で数回に分けてPowerPlatformの座談会を実施し、研修後の変化や現在の使用状況、疑問点などを共有し合いました。その結果、BIを活用した統計情報のグラフ化、Automateを活用した緊急連絡の一元管理の仕組み、FormsとAutomateを活用し回答内容をメール本文に埋め込み送信までの自動化など、当チームが想像していた以上のアイデアや既に業務に活用されている事例があり、大きな効果が出ていることを実感しました。
非エンジニア向けPower Automate Desktop研修アイシン高丘 株式会社

- システム部門と利用する部署で内容のすり合わせなどに時間がかかり、スピード感のある開発ができなかった
- 非IT人材自らノーコードツールによる開発に取り組み業務効率化が進んだ
私たちの部署が目標としていた、非IT職の方々でもPADを使って自らシステム開発や保守ができるという状況へ向けての第一歩を踏み出せたと思います。 早速、それぞれの業務でPADを活用しているという話も聞いています。ある事務職の方は、様々な部署やグループ会社に散らばっていたエクセルデータをPADを使ってひとつに集約し、再計算して新たなアウトプットを作り業務効率化に役立てていました。私たちの部署でも請求書の入力でPADを活用しています。
データ活用系の研修事例
事業課題を解決するためのデータ利活用研修セガサミーホールディングス株式会社

- 単発の研修では学んだ知識やスキルを業務に反映することが難しかった
- データ利活用について自分の業務と紐付けながら学び、自走している社員が多く生まれた
テーマが実際の業務課題であった分、正解がなくグループによっては時間内に解決できない可能性もあるのではと考えていました。そのような難しさがある中で、講師の方は各グループに寄り添い、解決へ向かう道標を作ってくれました。受講者の中にはPower BIやPower Automateを触ったことがないというメンバーもいたのですが、今回の研修で自分の業務と紐付けながら実際の操作を体験できて操作に慣れるというところまではいくことができたのではないかと思います。感想を聞いても、今後も活用していきたい、学んだことをやってみていますという声が聞こえてきています。
金融DXをリードするデジタル人材を育成するためのデータ分析研修野村グループ

- 野村グループが社会に届ける提供価値に対して、「デジタル」の要素が無視できない環境になっていた
- 体系的にデータ分析を学んだことで社員のリスキリングが進んだ
中級者向けに実施したデータ分析研修は、業務上使用する可能性の高い社員が受講し、実務にも活用できる内容だったと考えています。参加した社員は非常に意識が高く、研修に対し前向きに臨んでくれましたので、常に自発的にスキルアップをしていく、リスキリングのロールモデルとして期待しています。また、今回の研修で学んだことは、自身を起点に様々な形で波及させていってほしいと考えています。
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