マーケティングWebマーケティング知識の重要性とは?
2022/12/21
インターネットやスマートフォンの普及や近年のコロナ禍の後押しなどにより、あらゆる業界で従来のビジネスモデルが変革を迫られ、Webやインターネットを用いた新しいビジネスモデルが一般的となりつつあります。「マーケティング」もそのうちの1つであり、従来のやり方だけでは高い成果が望めなくなってきています。
そのような中、近年重要性を叫ばれているのがWebマーケティングです。では、なぜ今企業はWebマーケティングに取り組む必要があるのでしょうか。
目次
Webマーケティングの重要性
近年ビジネスにおいてWebマーケティングの重要性が叫ばれています。実際、経済産業省によると、2021年時点で日本国内のECの市場規模はBtoC、BtoB合わせると390兆円程にも達しており、今後もその市場規模は拡大を続けること、それに伴い多くの企業においてECサイトを通じた売上の重要性がさらに高まっていくことが予想されています。ECでなくとも、今日では情報源としてスマホやパソコンを用いることが一般的となっているため、インターネット上での集客の重要性は非常に高まっているといえます。
このように、Webマーケティングの重要度は多くの企業で理解されているものの、実際に具体的な施策を行い、成果を挙げられている企業はそれほど多くありません。
株式会社PLAN-Bが2022年にBtoB企業のマーケター240名を対象に行った調査によると、インターネット広告やSNSアカウントの運用など何かしらの施策(外注含める)を行っている企業は少なくとも60%以上を占めましたが、その中でも半数以上の企業は何かした成果面で課題を感じている、と回答しています。
近年急速に重要性を増している一方、その成果に差を出せる部分であるからこそ、社員がデジタルマーケティングに関する知識を身につけ実践していくことは、自社ビジネスのために非常に重要になっています。
Webマーケティングを成功させるためには?
Webマーケティングは、トレンドや対策方法の移り変わりが非常に早いという特徴があります。そのため、Webマーケティングを成功させるためにはトレンドを理解した上で、施策を行うことが必要です。また、業界によっても、Webマーケティングによる効果や成果の期待値、かけるべき費用なども変わってきます。自社が抱える課題を分析し、その課題に見合った施策を行うことがWebマーケティングを成功に導くためには必要です。
Webマーケティングに関する人材育成を行うメリット

Webマーケティングに関する研修を実施することにより、社内全体の知識レベルの底上げと均質化、さらには社内でのコミュニケーションを円滑に取ることができるようになります。
例えば小売り業であれば、店舗スタッフにもマーケティングの知識を研修で身に着けてもらうことで、本部からの戦略をすぐに理解し、スピード感を持って店舗での具体的な施策につなげることができます。このように、他部署の人もマーケティングに関する知識を理解することで、部署間のやりとりがスムーズになり効率的に業務を行うことができるようになるのです。
また、他部署とのコミュニケーションがスムーズになるだけでなく、自らの仕事を行う上でもWebマーケティングを理解するメリットがあります。
例えば制作部門であれば、Webマーケティングを理解することでSEOや顧客体験の向上に照準を合わせてWebサイトや広告の作成を行うことができるようになります。よって、よりユーザーの購買意欲に響く効果的なWebサイトを作成することができるようになります。
営業担当者もマーケティングの知識を習得することで、市場動向や消費者の生活心理の分析に基づいた的確なアドバイスをお客様にすることができますし、管理部門であれば数値に基づいた適切な経営戦略を立てることができます。
このように、Webマーケティングの知識を企業研修で社内に定着させることで、社内全体の業務の効率化や仕事の質を向上させることができるのです。
Webマーケティング研修におすすめの内容
Webマーケティングを成功させるためには、という部分でも触れたとおり、デジタルマーケティングで必要となってくる知識は、会社の業界・抱えている課題・期待している効果、などによって異なってきます。デジタルマーケティングに関する研修を行う場合は、以下のように様々な内容から自社に合わせた研修を行うことが大事です。
SEM
SEMとは、Googleなどの検索エンジンから、あるWebサイトや訪問者が最初にアクセスするランディングページに訪問者を増やすためのWebマーケティング手法のことです。 具体的な方策としては、SEO、インターネット広告などがあります。それぞれについては以下の通りです。
SEO
SEOを行っているにも関わらず、あまり成果が出ないという企業もあるのではないでしょうか。SEOは、ノウハウに基づいた正しい施策を行わないとなかなか効果が出ません。また、それだけではなく正しい知識に基づいた対策を行わないと、検索順位が逆に下がってしまうこともあります。そのため、研修でSEOの正しいノウハウを身に付け、適切な施策を実行していくことが、SEOで成果を挙げる近道です。
インターネット広告
インターネット広告は、ターゲットを絞った効率の良いプロモーションが可能だという特徴があります。その反面、リスティング広告、アプリ内広告、バナー広告など様々な種類のインターネット広告があり、自社に合った広告の種類を選ばなければ十分な効果を期待することはできません。インターネット広告に関する基本的な知識を付け、自社に合った適切な広告を選べるようにしましょう。
SNSマーケティング
SNSでマーケティングを行うことで、企業のブランドパワーを強めたり、商品の認知度や好感度を上げたりすることが可能です。また、投稿内容をユーザーが拡散することにより、想定以上の効果を見込めることもあります。その一方で、「不適切な発言」や「担当者の誤操作」などのネガティブな情報が拡散されてしまうリスクがあります。炎上を避けるためにも、社員全体に対してSNSのポリシーガイドラインの説明や、情報セキュリティの教育を行っておくことが必要です。
アクセス解析
アクセス解析によって、Webサイトを訪れたユーザーの傾向や特性を知ることができます。このようなユーザーの特徴を知ることは、Webサイトの課題発見や広告効果測定のために不可欠です。「PV(ページビュー)数」「訪問回数」「訪問者数」「コンバージョン数」など、アクセス解析の主要な指標に基づいた解析を行い、Webマーケティングの施策の改善に役立てていきましょう。
オウンドメディア
Webマーケティング上でのオウンドメディアとは、ブログや読み物サイトのような自社が運営しているサイトのことです。 運営することで企業の製品サービスの認知やブランディング、購買行動につなげるなどの効果があります。
具体的には、ペルソナ(ターゲット)の設定、検索される際のキーワード決め、コンテンツ作り、計測・分析といったことを行います。 キーワード決めには前述したSEOに関する知識、計測・分析のためにはアクセス解析の知識が必要不可欠です。
研修でWebマーケティングに強い人材を育成する
Webマーケティングに理解がある人材を育成するのであれば、研修機関などで体系的に学習するのがおすすめです。インターネット・アカデミーではWebマーケティングの研修を提供しており、次のような特徴があります。
1つ目は、現場を知り尽くした現役のWebマーケターが講師を務めているという点です。Webマーケティングのトレンドは非常に変化が速いため、少し前の手法が現在の市場では役に立たないということが多々あります。インターネット・アカデミーの研修では、現役のマーケターから最新のWebマーケティングトレンドやSEO、広告運用のノウハウ、アクセス解析をもとにした効果検証の仕方を学ぶことができます。そのため、実務に即した内容を身に付けることができます。
2つ目は、インターネット・アカデミーのWebマーケティング研修は、膨大な情報の中から企業の課題に合ったマーケティング手法をお伝えできるということです。Webマーケティングの手法は種類が非常に多いため、パッケージ化された研修だけでは自社に合ったものを選ぶことが困難です。インターネット・アカデミーでは企業の課題をヒアリングし、その課題に沿って研修内容をカスタマイズし提案しているため、研修内容をそのまま自社の課題解決に役立てることができます。
このように、インターネット・アカデミーのWebマーケティング研修では実践的な「生きた情報」を学ぶことができます。そのため、日々の業務で学んだ知識をすぐに役立てていただくことが可能です。研修内容のカスタマイズも行っておりますので、社内研修を検討されている企業担当者様はお気軽にお問合せください。
Webマーケティングに関する研修事例
国内シェアNo.1 モバイル事業をWebマーケティング研修導入で営業改革

MDMサービスの販促の観点で、Webマーケティングの知識が事業部内のスタッフに必要だったため、研修を依頼させて頂きました。今回の研修を100点満点でいえば90点ですね。正直、予想以上に役に立つ研修だと感じました。講師の方が初心者でも分かるように丁寧に指導して下さったおかげで、最短距離で目的としていたアクセス分析の手法を身に付けることができました。そのほか今まで曖昧だった専門用語が理解でき、ビジネスの中で活用できるようになりました。この研修を経て、今までなんとなく行ってきたWebマーケティング業務を体系化できたことを実感しています。Webマーケティング以外の研修も、ぜひ受けたいと考えているくらいです。
インタビューをみるこの記事の執筆者

インターネット・アカデミー ITビジネスサプリ編集部
インターネット・アカデミーは、IT研修・ITトレーニングなど法人向け研修サービスの提供と、就職・転職などの社会人向け通学制スクールの運営を行っている教育機関です。グループ企業を含めると、「制作」「人材サービス」「教育」の3つの事業のノウハウをもとに、ITビジネスを行う現場担当者の皆様にとって役立つ情報を発信しています。
監修者

インターネット・アカデミー 有村 克己
「カシオ計算機」「小学館」などの大手企業研修をはじめ、神奈川工科大学やエコーネットフォーラムでの講演など、産学連携活動にも従事。エコーネットコンソーシアム「ECHONET 2.0技術セミナー検討WG」委員。
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