マーケティングEC担当者に求められるスキルと社外研修のメリット
2021/09/20
ECサイト運営の担当者は、継続的に成果を上げなければなりません。しかし、幅広いスキルをが求められる上に多忙なEC担当として、どのような方法でスキルアップするのが最も効果的なのでしょうか。
その方法としてオススメなのが、短期間でECサイト運営のノウハウが身につくEC担当者向け研修です。今回はそのメリットをご紹介します。

今はあらゆる購買活動がECサイト経由で行われることが多いですね。物販やサービス提供企業には専属の担当者が必要ですね。
目次
EC担当者向け研修で集客力アップ!
EC担当者に必要なスキルは、企業や担当する業務の範囲によって様々です。EC担当者の仕事は、商品企画やECサイト制作、プロモーション等のマーケティング活動から、在庫管理・出荷・配送といった業務まで幅広く存在するためです。

そのため、EC担当者向けのスキルアップ研修として、定型的なカリキュラムはあまり存在せず、あったとしても自社の業務にピッタリか判断がつきにくいものです。EC担当者に任命された場合には、OJTなどで先輩社員から指導を受けたり、社外の講座を個人的に申し込んで受講したりするケースがほとんどです。
経済産業省の2017年度の調査によると、日本国内のBtoCにおける市場規模は16兆5,054億円で前年比9.1%増えています。また、最近ではデジタル化だけでなくネットと現実店舗の連携を強化するなど、販売戦略も多様化しています。
EC市場が広がったことで、他社と差別化して集客を行う難易度が上がっています。その一方で、ECサイト運用の専門知識を持つ人材は不足しており、社内で指導できる人材や時間が足りないといったケースがあります。
EC担当者に必要なスキルが短期間で身につく研修を実施し、社内で人材育成が出来れば、ECサイトへの集客力アップにつながるでしょう。

引用元:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模が16.5兆円に成長。国内CtoC-EC市場も拡大~(METI/経済産業省)
EC担当者向け研修で身につくスキル例
EC担当者向けの研修というと、ECサイトの運用に必要なWebサイト制作の基本や、マーケティングの講座を思い浮かべる方が多いようです。しかし、自分の担当業務の範囲やスキルアップの目的によって、学ぶべき内容が変わってくることもあります。そのため、業務内容に応じて研修内容を適切に選定できることが理想です。
チームでの連携に役立つマネジメントスキル
EC担当者は、社内のプロジェクトチームメンバーや外注先などと連携をとる場面が多くあります。そこで、マネジメントスキルを身につけることで、営業や制作チームなど社内のメンバーや、外注先とのコミュニケーションを円滑にすることができます。
また、プレゼンテーションスキルや企画力、ディレクションスキルを実践的に身につければECサイト運営の成功の確率が大きく変わるでしょう。
HTML/WordPressなどを使用した運用スキル
ECサイトやWebサイト運用を行う上で、Webサイト制作の基本であるHTMLは必須の知識です。また、コンテンツ管理システム(CMS)として幅広く使われているWordPressを会社で使用しているのであれば、使い方を身につけておかなければなりません。
WebサイトやECサイトがビジネスに欠かせなくなっていることで、システム制作のスキルが無くとも簡単に更新できるソフトやツールは増加しています。しかし、そうしたツールを利用するとカスタマイズ可能な範囲が限られるので、売上向上のために柔軟に変更を加えたい場合はECサイト制作の知識が必要になります。
ECサイト制作スキル
EC担当者としてJavaScriptやPHPなどの技術的なスキルのニーズが増加しています。なぜなら、企画やマーケティング施策を行う上で技術が分かっていると、多角的な視点で提案が可能となるからです。 また、成果が出るWebサイトの制作に欠かせない UI/UX (ユーザーインターフェース・ユーザー エクスペリエンス)に関する知識は、ECサイトのデザインや使い勝手を考えていく上で持っておきたいスキルです。
社内システムの内製化がこれから潮流に?
昨今、企業が社内システムの内製化を目指す取り組みが広がりつつあります。これは外注していたシステムを、自社で制作する様々なメリットが注目されているためです。
内製化のメリットとしては、第一にコスト面が挙げられます。例えばECサイトを外注すると、定期的なコストに加えリニューアルやカスタマイズを行う度に料金が発生します。一方、社内でECサイト構築ができる人材を育成すれば、長期的にみるとコスト削減となります。 さらに、社内でECサイトに手を加えられるのであれば、Webマーケティング施策がスピーディーに実施できるようになります。このように、会社をよく知るスタッフが、ECサイトの運営から制作まで担うようになれば様々な場面で生産性を高めることが出来るのです。研修では、Webサイト制作を1から身につけられるものもあるため、内製化への第一歩としてオススメです。
セキュリティ対策
年々、世界規模でサイバー攻撃が増加していることや、個人情報保護の観点からもEC担当者がセキュリティの知識を学んでおくことは不可欠です。研修を利用すれば、攻撃手法や防御、対応方法など最新のセキュリティ対策を学ぶことが可能です。
研修例としては、情報セキュリティやサイバーセキュリティ、セキュア環境構築・運用といった内容があります。
Webマーケティング・SEOのノウハウ

企業のWebサイトやECサイトを運営し成果を上げるには、Webマーケティングをはじめとしたマーケティングの視点が不可欠です。
Webマーケティングには、SEO、効果的な広告運用のノウハウ、TwitterやFacebookをはじめとしたSNSを活用したマーケティング、アクセス解析をもとにした効果検証など、幅広いノウハウが含まれます。このように広がりのあるWebマーケティング施策のなかでも、優先度が高いものの1つとしてSEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)があります。というのもECサイトの利用者を増やす前提として、検索結果ページの上位に自社サイトを表示させるノウハウは、他社と差別化するための第一歩だからです。
また、Webマーケティングはトレンドの移り変わりが速いため、マーケティング業務の経験者であっても、キャッチアップするための継続的な勉強が欠かせません。そのため、未経験・経験者問わずWebマーケティング研修を実施して、Webサイトを使った効率的な集客方法を体系的に学ぶメリットは大きいと言えます。

ECサイトを作って運用するのに、総合的な知識が必要なのね!スクールで学んだほうが習得が早そうな気がしてきたわ!
おわりに
日本初のWeb専門スクールインターネット・アカデミーでは、個人受講向けにEC担当者コースを、法人向けにはEC担当に必要な講座内容をカスタマイズして提供しております。
EC担当者に欠かせないスキルが学べるWebマーケティング講座は、Google社の協力のもと、広告配信ツール「Google AdWords」や分析ツールである「Google Analytics」のノウハウをカリキュラムに還元し、最新かつ正確な知識を学ぶことができます。
EC担当者向けの研修例をいくつかご紹介しましたが、以上のスキル例はほんの一部です。ご要望に沿って豊富な講座から最適な内容を提案致しますので、研修をご検討の方はお気軽にインターネット・アカデミーまでお問い合わせください。
関連講座
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Webマーケティングとは?Web担当者(Webマーケッター)の仕事内容この記事の執筆者

インターネット・アカデミー ITビジネスサプリ編集部
インターネット・アカデミーは、IT研修・ITトレーニングなど法人向け研修サービスの提供と、就職・転職などの社会人向け通学制スクールの運営を行っている教育機関です。グループ企業を含めると、「制作」「人材サービス」「教育」の3つの事業のノウハウをもとに、ITビジネスを行う現場担当者の皆様にとって役立つ情報を発信しています。
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最近の私洋服や本や食べ物まで、買い物のほとんどがECサイト経由で購入しているわ!おかげで時々クレジットカードが大変なことに・・涙