人材育成インフラエンジニアを育成する秘訣は研修の内容にあり

2020/06/25
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「インフラエンジニアの育成をしたいけど、自社だけでは手が回らない」、 「基礎的な知識や経験を積むために外部研修を取り入れたいが、どのような研修がいいのか分からない」。 このような悩みをかかえる企業や教育担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、インフラエンジニアの業務内容から育成で身につけさせるべきスキル、一定のレベルまで育成するための研修の秘訣を解説します。

目次

インフラエンジニアの業務範囲

インフラエンジニアの業務範囲は、サーバーやネットワークはもちろん、需要が高まっているクラウドサービスやIoT・AIのサービス理解と活用にまで及びます。

サーバー設計・構築・運用・保守

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サーバー設計後、Windows ServerやLinuxなどのOSやミドルウェアのインストールは基本的な業務です。テスト工程を繰り返しながら、構築するシステムに合わせた各ソフトウェアのチューニングも行います。WebサーバーであればHTTPの動作検証やアクセス負荷のコントロールは、運用・保守の業務範囲となります。

また、多くの企業がオンプレミス(自社運用のこと)からクラウドへ移行しているという昨今の市況から言っても、AWS(アマゾン ウェブ サービス)などのクラウドサービスを理解し使えることもインフラエンジニアには求められているのです。特にAWSには、コンピューティング、ストレージ、データベースなどのインフラストラクチャテクノロジーから機械学習、人工知能まで様々な機能が揃っています。

このような背景からも、インフラエンジニア向けのクラウドやAWSなどの研修に対する関心が非常に高まっているのです。

ネットワーク設計・構築・運用・保守

インフラエンジニアは、TCP/IPを用いた通信の基礎から熟知している必要があります。
サービスの運用に適切なネットワーク設計はもちろん、想定されるトラフィックに適したネットワーク機器の選定も重要な業務です。パケットキャプチャを用いた解析など、ネットワークの運用・保守にはトラブルシューティングも含まれます。

データベース設計・構築・運用・保守

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データベースに関するエンジニアスキルもまた、高い専門性が求められるインフラエンジニアにとって重要な業務の1つです。 MySQLやPostgreSQL、Oracleといったさまざまな種類のデータベースサーバーに対応する知識が求められます。
また、データベースの正規化を含めた設計や、システムのパフォーマンスを左右するデータベースチューニングは、サービス全体の処理速度に大きく影響します。

クラウドサービス設計・構築・運用・保守

先述した通り、近年情報システムの運用・保守について、オンプレミスからクラウドサービスへ移行する動きが多くみられます。すでに存在するインフラをクラウドへ移行するためには、OSの設定やメモリサイズからネットワーク構成に至るまでの仕様を理解し、障害を起こさずに移行を完遂しなければなりません。
また、AWSなどのクラウドサービスを利用するために、サービスの特徴やオペレーションを深く知っておくことも、業務遂行の上で重要なことです。

社内情報システム部(情シス)としての活動

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情報システム部の業務範囲は、社内のPCサポートから資産管理まで、企業によりさまざまですが、基本的には社内のITシステムインフラを全て把握する必要があります。
オンプレミスをクラウドへ移行するならば、AWSなどを利用するための設計から行わなければなりません。クラウド上で同じ構成が実現できるサービス選定から、クラウドへ移行するにあたってのgatewayの変更や、VPNの設定などを含めたネットワークの再設計が必要な場合もあります。

セキュアな環境の設計・構築・運用・保守

サーバー・ネットワーク・クラウドサービスなど、全ての分野の業務で高い情報セキュリティを構築する必要があります。
今後はAIやIoTの普及浸透によって、私生活で利用するデバイスからオフィスに設置する備品まで、様々なものがIT化するでしょう。
例えば、防犯カメラやドアロックなどがインターネット接続されることで、利便性が上がるとともに情報セキュリティの重要性はより一層高まることは、想像に難くないはずです。これらに対応するためには、最低限のセキュリティ設定、発見されている脆弱性の把握と対処、ハッキング手法に至るまでをインフラエンジニアが熟知し対策しなければなりません。

インフラエンジニア育成時に身に付けるべきスキル

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インフラエンジニアは、まずITインフラ技術の基礎を知る必要があります。
基礎と一口にいっても、コンピューターの根本的な動作の理解からネットワークプロトコルの仕組みなど広範囲に渡ります。

例えば、サーバーエンジニアに必要なスキルだけでも、以下のように多様なものが挙げられます。

  1. OSの種類と動作知識
  2. Webサーバー、メールサーバー、DNSサーバー、プロキシサーバー、データベースサーバー、SSHサーバー、FTPサーバー、VPNサーバー...などの全種設計・構築スキル
  3. サーバーに施せる情報セキュリティ(iptablesなど)の設定スキル
  4. メーカーごとの物理サーバーやスイッチングハブ、ルーターの知識とオペレーションスキル
  5. サーバーの多重化や仮想化のスキル
  6. 障害時の臨機応変な対応・復旧スキル

もちろん、サーバー構築にはネットワークの設定が深く関わってきますので、ネットワーク技術の理解が欠かせません。

また、AIやIoTが人々の生活インフラや産業・医療などの各分野に浸透し、市場を拡大させています。社会全体に張り巡らされたIoTで収集される膨大なデータは分析・蓄積され、ビッグデータとしてAIの機械学習などにも活用されます。
このような社会背景は、IoTを支えるインフラ技術やAIへの理解、IoTやAIサービスを設計・構築・保守するスキルをインフラエンジニアに求めているとも言えるのです。

インフラエンジニアが知っておくべきAWSのAI・IoTサービス

AWSでは、産業・コンシューマー・商用に利用できる「AWS IoT」を提供しています。 「AWS IoT」は、インターネットに接続されている家電などのコネクテッドホームデバイスからデータの収集・分析などが行えるプラットフォームです。
また、AWSでは機械学習やAIのサービスも提供しており、これを利用することで、エンジニアはある程度の機械学習やAIに関する知識を身に付けるだけで、AIサービスの構築が可能になります。

インフラエンジニアが知っておくべき知識はより広範囲に

家電やドアロックなど、身の回りのものがインターネットにつながる時代、重要視されるのが情報セキュリティです。インフラエンジニアが身に付けるべき知識やスキルは、サーバースキルやネットワークスキル、あるいは情報セキュリティなどを切り離して考えることができなくなりました。
つまり、インフラエンジニアとして求められる知識が広範囲に渡るようになった分、どんな業務がきたとしても幅広く対応できるだけのスキルを持った上で、さらに自分の得意とする分野でレベルの高い専門知識に精通しておくことが不可欠になってきているのです。

最近では、AIや機械学習のために収集されたデータ処理(データサイエンス分野)についても、インフラエンジニアが把握しなければならないスキルとして挙げられるようになりました。

インフラエンジニア育成に効果的な研修内容とは

将来的に広い業務範囲を担えるようなインフラエンジニアを育成するには、効果的な研修を行う必要があります。 最新技術であるAIや機械学習、IoTなどのインフラ技術を習得するためにも、しっかりと基礎知識を学ばなければなりません。
まずは関連性の強い分野の研修を組み合わせて専門性を高めていき、スキル範囲を広げていくことが望ましいでしょう。

AWS研修

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AWSはクラウドコンピューティングのインフラを構築できるプラットフォームです。
AWSを扱えるということは、AWS製品の基礎はもちろんですが、インフラエンジニアが習得すべきサーバーやネットワークの基礎を理解していることになります。IT技術の大枠をイメージできていても、細かな用語やそれがどのようなシーンで活用できる技術なのかが断片的にしか分からないというIT人材は意外に多いものです。

研修で得たいものは、システム構築の基礎からサーバーやネットワークの構築といった一通りのインフラ業務知識のつながりです。AWS研修によって体系的に知識を習得することで、知識を断片的なものとしてではなく、実践的に役立てられる知識として根付かせることができます。

アマゾン ウェブ サービス(AWS)研修 - 現場で活きるAWSのノウハウを凝縮した研修プログラム

ネットワーク研修

まずは、ネットワーク技術がどういうものなのかといった全体像をつかむことが重要です。
また、TCP・UDPやルーティング、そしてネットワークセキュリティに至るまでの知識が全てイメージできるようになるところまでが基礎だといえるでしょう。
ネットワークを設計・構築する工程は、それほど難解なステップではありません。つまずきやすいのは、ネットワークトラブルが起こったときです。「どこから手を付けたら良いか分からない」といった状況になったとき、ネットワークプロトコルやルーティングといった基礎知識を元に、トラブル解決の糸口に気づけるかがポイントとなります。

ネットワーク研修 - 実践に強いネットワークスペシャリストを育成

クラウド・サーバー研修

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インフラエンジニアとして「そもそもクラウドとは何か」を知り、PaaS・SaaS・IaaSを明確に区別して、より効率的なサービスを選定できなければなりません。また、パブリッククラウドとプライベートクラウドを明確に分けて設計する知識とスキルは必須です。
例えば自社のインフラをクラウド化する場合には、それによってコスト削減などのメリットを提案するのも、インフラエンジニアの仕事の範囲です。各クラウド製品の特長を把握し、ある程度のオペレーションをイメージできるレベルまでスキルアップ可能な研修を行うことが望ましいと言えるでしょう。

クラウド・サーバー研修 - サーバー構築・運用からトラブルシューティングまで網羅

情報セキュリティ研修

リスト型攻撃をはじめとするサイバー攻撃が増えている現代、情報セキュリティにも精通したインフラエンジニアが求められています。
情報セキュリティを施策するとき、「サイバー攻撃」ばかりに気を配ってしまいがちですが、データの取り扱い方などのヒューマンエラーについても学ぶ必要があります。それらの知識を元に、サーバーやネットワークへの攻撃に対する情報セキュリティを実践できるようになる研修プログラムを組むことが望ましいでしょう。

セキュリティ研修 - 母体制作会社のセキュリティ対策を体系化

AI/機械学習研修

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近年AIは、ロボットに限らず生産管理や在庫管理、医療や自動車の自動運転などさまざまな分野で活用されています。
AIの知識やスキルといえばデータベースや機械学習、ディープラーニングといった技術をイメージしますが、実際にAIに関わるインフラエンジニアに必要なものはそれだけではありません。データ解析に有用なPythonなどのプログラミング知識も必要不可欠なのです。
これらを総合して、AIの基礎を深く理解できる研修を受けることで、インフラインジニアに必要な知識とスキルを効率的に習得できるでしょう。

AI/機械学習 - 研修先端IT技術をビジネスに活かす人材を育てる

IoT研修

IoTにはネットワークの知識が必須です。家電やオフィスのあらゆるものがインターネットにつながっていることが基本ですので、OSI参照モデルやドメイン、ネットワーク機器の理解を深めなければなりません。
また、実際に稼働するIoTサービスに触れ、IoTの企画や実装、導入までの実践的な研修が効率のよい学習方法だといえます。

IoT研修 - 初心者から経験者までスキルレベルに合わせてカスタマイズ可

おわりに

インフラエンジニアの育成の秘訣は、AIやIoTなどの先端技術や、AWSなどのクラウドサービスの分野を組み合わせた研修で、サーバーやネットワークの基本と関連性を習得してもらうことです。「今欲しいインフラエンジニア」として育成し、それを基礎に業務範囲を広げていくというキャリアパスを想定しましょう。

しかし、教育体制を万全に整えるには、教育担当としての人材や工数を割かねばなりません。
そこで活用したいのが外部研修です。社外の専門的な研修で基礎的な知識や技術経験を積んでもらえば、後は自社で実践を通して育成することも可能になります。

即戦力IT人材の育成を得意とするインターネット・アカデミーでは、必要なカリキュラムを選び、実践演習まで完全カスタマイズができる点が最大の特長です。幅広い知識が求められるインフラエンジニアの育成にとっては、型にはめた研修プログラムではなく、各企業や人材育成戦略に適応した研修プログラムを組むことが、無駄なく優秀な人材を育成する上で重要なポイントと言えます。また、実施方法もオンラインから講師派遣まで幅広く対応が可能です。
どんなカリキュラムを組むことが出来るかは、無料相談でご提案させて頂きますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

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