IT戦略ITシステム内製化の波が日本にも...。外注離れが進む理由とは

2019/12/15
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IT人材不足が叫ばれる中で、「ITシステムの内製化」に舵を切る企業が増えてきています。
システムインテグレーションベンダー(SIer)に基幹システムを丸投げをするというのが日本特有の従来からの産業構造でしたが、データ活用がビジネス成功のカギを握るようになった昨今では、外注頼みでシステム内製化が出来なければ先細りだと、危機感を抱き始めた企業が増えてきたからです。

ITシステムやWebを内製化することが出来れば、コスト削減に繋がるだけでなく、IT人材不足の問題も解決できる可能性が高まります。
本記事では、「ITシステムの内製化」について、その背景やメリットをご紹介します。

目次

ITシステムの内製(インハウス)化とは

ITシステムの内製化とは「ITシステムの根幹の開発を自社内で行う」ことを指します。

ITがビジネスの場に登場してから四半世紀ほどの間、日本企業の多くは自社システムの開発をSIer(システムインテグレーター)に外注していました。資金的余裕もなく、IT人材を自社内で育成することもできない日本企業は、人材外注先の企業とのやり取りを繰り返しながら、自社システムの改善を続けてきたのです。

しかし、それではデータ活用などを見越して社内にIT人材を囲い込んでいる海外企業との競争には勝つことが出来ない、イノベーションが生まれないなどの弊害が出てきたため、そのデメリットに気が付いた日本企業が、少しずつITシステムを内製化する動きに転換し始めているのです。

ITシステムの内製化に成功した企業の事例

早くから内製化に取り組み、成功を収めている日本企業としては、ZOZOやDeNAなどが有名です。

例えば、ZOZOTOWNの最初のシステムを作ったのは、非エンジニアだった当時代表取締役社長の 前澤友作氏でした。そこから、自分たちに合ったシステム構築を自分たちで考えるということを強みにし、大きく成長してきました。同社は、Webだけでなく、物流システムやCRMも経営陣が考えているからこそ、柔軟に将来を見据えたシステム構築ができるのだそうです。

また、DeNAは、セキュリティの脆弱性診断を内製化し、年間1億円以上の外注費削減をしたことでも有名です。

いずれにせよ、システム内製化とは、自分たちのビジネスを動かすために自分たちの頭でシステム開発の問題点を見つけ、自分たちの手でシステムを改善しているからこそ、柔軟かつ大胆なビジネス戦略をうつことができると言えるのではないでしょうか。

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ITシステムの内製化を行うメリットは?

ITシステムの内製化を行うメリットは?

ITシステムの内製化のメリットには具体的にはどのようなことがあるのでしょうか。

開発スピードが上がる

「ITシステムの内製化」を行うことで、外注に比べて短期間でシステムを開発できるようになります。外注先とのやり取りがなくなるため、その分システム開発期間を短くすることができます。また、顧客との契約時にも開発コストや時間について具体的に話すことができるため、より質の高い議論をすることができるでしょう。

外注コストの削減

「ITシステムの内製化」によって外注費がかからなくなるためコスト削減ができます。また、自社が求めているシステムを開発できるため、「外注先が開発したシステムが自社の考えているシステムと少し異なっていた」などのというような問題も起きません。内製化に向けた初期投資は必要ですが、外注先との様々なやり取りがなくなる分、コスト削減が実現できるでしょう。

ITシステム内製化を行うにあたって考えるべきこととは?

ITシステム内製化を行うにあたって考えるべきこととは?

「ITシステムの内製化」によるメリットは先述の通りですが、内製化に向けて動き出す前には様々なことを考えなければなりません。代表的なことがらをご紹介します。

初期投資が重要

内製化を始める際、システム開発に精通した人材、すなわち優秀なIT人材がいなければなりません。現在、IT業界では人材採用競争が激化しているため、優秀なIT人材を確保することは1つの重要なポイントと言えます。

人材育成にも注力すべき

ITシステムの内製化を実現し、継続していくためには社内でのIT人材の育成も重要です。配置転換などの制度を活用することで、IT人材を育成していくことも考えなければなりません。

おわりに

「ITシステムの内製化」について日本産業界の現状なども踏まえてご紹介しました。内製化を実施するために考えるべきことは多くありますが、実現すれば短期的にも十分効果を得られます。Web業界など変化の著しい業界では特に、Webシステムの内製化を実施することで得られるメリットはたくさんあります。システム開発の効率アップやコスト削減を考えている現場の方々にとって、「ITシステムの内製化」は1つの解決策になるでしょう。

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