人材育成担当者を悩ませるIT研修の困りごと

2023/08/29
担当者を悩ませるIT研修の困りごと

インターネット・アカデミーには、多くの企業様よりIT研修のご相談をいただいています。今回はインターネット・アカデミーにご相談をいただいた企業様へのアンケートをもとにした「デジタル人材育成についてのよくある悩み」について触れたいと思います。

目次

よくある悩み1:研修効果の測定・視える可に困っている

業務効率化ツールの活用などの研修であれば研修前後での作業時間を比較して効果測定することができますし、社員が研修講師を担当していた場合であれば、講師役の社員の業務負担の軽減などの観点からも測定ができそうです。

一方で、ITリテラシーやDXリテラシーなどは、効果を実感するまでに時間を要するケースもあります。

前回の記事【人事担当者向け】IT研修の効果測定をするにはでも触れていますが、こうした場合は、研修前後でスキルチェックテストを行い、スコアを比較することで効果の可視化を行うことができます。

よくある悩み2:何を学べばいいかわからない

DX化、リスキリング、デジタル人材などが話題になり「うちの会社でもデジタル人材を育成しなければ」と危機感を覚える一方で、具体的に何を学べば良いのかがわからないという悩みを抱えている方が多いのが現状です。

こうした悩みを解消するのが、経済産業省とIPAが定義している「デジタルスキル標準」です。デジタルスキル標準ではDX人材に必要なスキルが定義されており、大きく以下の2つに分かれています。

  1. DXリテラシー標準
    すべてのビジネスパーソンが身につけるべき能力・スキルが定義されています。マインドセットや基本的なITリテラシー、デジタルツールの活用などの汎用的な知識・スキルが該当します。
  2. DX推進スキル標準
    DX人材を5つの専門分野に分け、それぞれの分野で担う役割に応じて求められるスキルを定義しています。ビジネス戦略、プログラミング、AI・データ分析などの専門スキルが該当します。

「デジタルスキル標準」をデジタル人材育成の指針とすることで、自社においてはどの分野のスキルを学ぶべきかが見えてきます。

よくある悩み3:研修費用の確保が難しい

実際にデジタル人材育成に取り組もうとした際に、研修費用を確保することが難しく研修を断念してしまうケースもあります。特に、受講人数が多かったり、学習範囲が広い場合は研修費用も高額になりがちです。

こうした悩みを抱えている企業にお勧めなのが、助成金を活用したIT研修です。厚生労働省の「人材開発支援助成金」では、目的や対象者に応じていくつかのコースが用意されており、インターネット・アカデミーのIT研修では、DX人材育成の研修で活用できる「事業展開等リスキリング支援コース」、様々なテーマの研修で活用でき使い勝手の良い「人材育成支援コース」、AIやIoTなどの専門人材を育成する研修で活用できる「人への投資促進コース」などがあります。

人材開発支援助成金の各コース
経費助成+賃金助成

これらの助成金では、研修費用に対しての「経費助成」と、受講中の賃金に対しての「賃金助成」の両方が支給されます。

支給額は利用する助成金コースや企業規模によって異なりますが、経費助成は最大で「研修費用の75%」が支給されますし、研修時間が長く受講人数が多ければ「賃金助成」の支給額も多くなります。 場合によっては研修費用の大半を助成金で賄うことができます。

デジタル人材育成の悩みを解消する

インターネット・アカデミーでは、研修効果の可視化、デジタルスキル標準に沿ったカリキュラムのご提案、助成金活用についてのご相談など、様々な企業のデジタル人材育成を支援してきたコンサルタントがこれらのお悩みへのサポートも行っています。お気軽にご相談ください。

また、デジタル人材育成のお役立ち資料も公開していますので、ぜひご活用ください。

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