人材育成IT研修サービスを比較する際に見るべき「研修実績」
2021/09/21 (2022/09/23更新)IT人材の不足は、人口減が続く日本にとってはもちろんのこと、世界的にも深刻な問題となっています。さらに「働き方改革」の動きもあって、業務効率化は避けられず、進化するIT技術をいかにビジネスに活用し、収益につなげるかが企業活動において重要度を増しています。
だからこそ、社内の人材を育成し、IT化に力を入れるべく、IT研修を実施している企業も増えています。
研修サービスは実施してみないと質や効果を知ることはできませんが、IT研修実績の情報はサービス選定の際に参考になります。
目次
研修実績で見るべきポイント
IT研修を提供している多くの企業では、研修を実施した企業の名前やインタビューなど、研修実績を掲載しています。このときに研修実績に企業の実名が掲載されている場合、情報の信頼性が高いと言えるため、まずは「実名の研修実績が掲載されているか」を確認すると良いでしょう。
実名掲載が信頼できる理由
実績に具体的な企業名が書かれている場合、掲載についてお客様の許可が必要です。また、仮に研修サービスの品質が低かった場合、実績の掲載に対してお客様が消極的になりやすいため、実名掲載されているサービスは最低限の品質はクリアしている可能性は高いと言えます。
また、企業名とセットでインタビューが掲載されている場合、さらに安心材料が増えます。
実績のインタビュー記事の原稿は、お客様の校正が入ることが一般的です。つまり、過剰に評価するようなコメントや、インタビュー内容の捏造・改変などは起こりにくく、お客様の適正な評価が書かれている可能性が高いです。
匿名の実績やインタビューは、サービス提供側が都合の良いように書いているケースもありますが、実名ではこうしたことが起こらないため信頼性が高まるのです。
IT研修事例の具体例
インターネット・アカデミーでは研修を実施させて頂いた多くの企業様から評判の声をいただいています。実施した研修内容と、担当者の方のコメントの一部を紹介しますので、IT研修を検討している方は、参考にしてみてください。
研修事例1
NTTコミュニケーションズ株式会社 様
NTTコミュニケーションズ株式会社様からご要望いただいた研修は、「チームを組んででのアプリケーション開発研修」でした。同社は、入社5年未満の社員を対象としたトレーニングプログラムを行っており、その1つとしてWebアプリ開発研修をインターネット・アカデミーにご依頼いただいたのです。
講師は社内スタッフを手配する予定だったそうですが、社内にWebのエンジニアが少なかったこと、さらに現場の業務を抱えながら研修講師をすることは困難だったため、IT研修の外注をすることにしたのだそうです。研修の企画をされた大津谷亮祐様からは、次のようなコメントをいただいています。
今回はWeb技術の初心者から経験者まで、スキルレベルに差がありましたが、どの層も満足できるように内容を工夫していただけたのがありがたかったですね。例えば、初心者が試行錯誤している間に経験者が時間を余らせないよう、上級者向けの課題を用意してくださり、双方が時間を有効活用できるような研修内容になっていました。その結果、経験者はもちろん、初心者でも3日間でWebアプリケーションが作れるまでになり、Webプログラムの魅力を大いに感じてもらうことができ、私としても非常に満足しています。IT研修事例:NTTコミュニケーションズ株式会社 様
研修事例2
日本デザインセンター株式会社 様
株式会社日本デザインセンター(以下NDC)様からは、「全社員を対象としたWeb制作のリテラシー研修」をご要望いただき、実施させていただきました。これまでの広告制作に加え、すぐさま多くの人にメッセージを届けることができるWebの知識を学ぶことで、活動の幅を広げ、NDCの強みをより確かなものにできると考え、研修を実施することにしたそうです。
色部デザイン研究室グラフィックデザイナー/アートディレクター 色部義昭様から以下のコメントをいただいています。
NDCはこれまで、紙媒体をベースとしたヴィジュアル・コミュニケーション提案を中心に承ってきたので、コンピュータの仕組みやIT業界の現状を専門的に理解できる人材が限られていました。その状況に合わせ、研修ではコンピュータの基礎から応用まで体系的にWeb制作の技能面を教えて頂きました。また、200名近くの全社員を対象とした研修の実施にあたり、柔軟に日程を組むことができたことも大きなポイントでした。IT研修事例:(株)日本デザインセンター様
研修事例3
株式会社博報堂アイ・スタジオ 様
(株)博報堂アイ・スタジオ様には「内定者全員を対象としたプログラミング研修」を実施させていただきました。人材開発室室長 廣岡マヒコ様から以下のコメントをいただいています。
実際に研修を受けた内定者からは「楽しかった!」という声を多く聞きました。私としては、これが一番の成果だと考えています。研修の内容は、PHPの基礎を学ぶというものだったので、元々プログラムに触れたことのない人にとっては未知の世界だったと思います。それでも、素直に「楽しい」と感じられたことで、技術に対する好奇心が芽生えたように思います。実際に研修後、「この部分をこうしたらどうなるのか」「このような時はどう書けばいいのか」などと、受講者同士が活発に意見交換していました。IT研修事例:株式会社博報堂アイ・スタジオ様
研修事例4
楽天カード株式会社 様
楽天カード株式会社様には「英語によるWebサイト制作研修」を実施させていただきました。楽天グループが2010年より英語の公用語化を進めていること、そして海外子会社との連携強化という目的もあり、8日間の英語を使ったWebサイト制作研修をご要望いただきました。
海外事業統括部海外事業企画グループの方々から以下のコメントをいただいています。
3年前に、楽天カードでの新卒の研修を依頼させていただいたことがあり、当時の担当者に話を聞いたところ、インターネット・アカデミーがお勧めと言っていたので、他の選択肢はあまり検討していませんでした。また、楽天グループでは社内の公用語が英語ということもあり、英語でのIT研修も対応しているというインターネット・アカデミーの特色も決め手の一つです。質問も日本語、英語どちらでも対応してくれる点が大変魅力でした。IT研修事例:楽天カード株式会社 様
研修事例5
カシオ計算機株式会社 様
カシオ計算機(株)様には「新サービスを担う社員に向けたWebスキルアップ研修」を実施させていただきました。ディレクター 山本幸司様から以下のコメントをいただいています。
研修を振り返ると、私自身はもちろん他の社員も、楽しみながらWebの技術を学べたようです。インターネット・アカデミーの研修は教え方が体系化されていて、とても分かりやすかったですし、実践の部分に比重を置いたカリキュラムとなるようカスタマイズしていただきましたので、非常に有意義なものとなりました。この研修をきっかけに、今後はWebサイトや社内システムも、内製化を視野に入れていきたいと考えています。IT研修事例:カシオ計算機株式会社 様
インターネット・アカデミーでは、ここで紹介した以外にもさまざまな研修実績を紹介しています。「プログラミング系の実績を知りたい」「自社と近い業種の事例を知りたい」といったご要望にもお応えできるよう、研修内容別や業種別で事例を紹介していますので、ぜひご覧ください。
その他の研修事例をみるこの記事の執筆者
インターネット・アカデミー ITビジネスサプリ編集部
インターネット・アカデミーは、IT研修・ITトレーニングなど法人向け研修サービスの提供と、就職・転職などの社会人向け通学制スクールの運営を行っている教育機関です。グループ企業を含めると、「制作」「人材サービス」「教育」の3つの事業のノウハウをもとに、ITビジネスを行う現場担当者の皆様にとって役立つ情報を発信しています。
監修者
インターネット・アカデミー 有村 克己
「カシオ計算機」「小学館」などの大手企業研修をはじめ、神奈川工科大学やエコーネットフォーラムでの講演など、産学連携活動にも従事。エコーネットコンソーシアム「ECHONET 2.0技術セミナー検討WG」委員。
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