人材育成Java関連の資格を比較!どの資格取得を目指せばいい?

2023/01/14
Java関連の資格を比較!どの資格取得を目指せばいい?

Javaはさまざまな分野で利用されている人気の高いプログラミング言語です。Javaは様々な基幹システムやWebサービスの開発に使われています。社内でJavaプログラマーを育成する場合、Java関連の資格対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。本記事ではJava関連の資格として有名な、Oracle認定Javaプログラマ、Javaプログラミング能力認定試験、Android技術者認定試験、関連資格として基本情報技術者試験について比較しどの資格の取得がおすすめか考えていきます。

目次

Javaが人気の理由

各種資格をみるまえにまずは、Javaという言語についてその特徴を改めて軽く確認しましょう。Javaが人気言語である理由となっている特徴としては大きく以下の3つが考えられます。これらの特徴から業務上のさまざまな場面での活躍が期待されるJavaを扱えるプログラマーの育成は企業の将来にとって非常に価値のある投資と言えるでしょう。

さまざまな環境で実行できる

Javaの特徴を表すスローガンとして"Write once, run anywhere"というものがあるようにJavaは一度プログラムを書いてしまえば、その後はOSの種類に依存せずに動作できることが大きな特徴です。

比較的処理速度が速い

Javaの特徴を表すスローガンとして"Write once, run anywhere"というものがあるようにJavaは一度プログラムを書いてしまえば、その後はOSの種類に依存せずに動作できることが大きな特徴です。

大規模開発向き

Javaは言語体系としてオブジェクト指向であることも重要な特徴です。これによってプログラムの開発や管理を細かく分割して行うことができるようになるため、チームで一つのプログラムに取り組む際の効率も非常に高くなります。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Java資格はBronze、Silver、Goldという3つのレベルに分かれます。本資格はJavaを開発しているOracle社による公式ベンダー資格です。Bronzeの資格は国内でしか通用しませんが、Silver以上であれば海外でも通用するうえ非常に認知度の高い資格といえます。それぞれの概要は次の通りです。

Bronze(ブロンズ)

Oracle認定Java資格の3つのレベルの中で、最も易しいレベルがBronzeです。Java言語未経験者向けであるため、新入社員でも資格取得できるレベルとなっています。変数宣言や制御文などのJavaプログラミングの基礎的な内容が問われます。

Silver(シルバー)

Bronzeよりもワンランク上のレベルがSilverです。国内のみ有効な資格であるBronzeに対し、SilverおよびGoldは国際資格であるという違いがあります。Javaのアプリケーション開発に必要なプログラミング知識(基本文法やオブジェクト指向の考え方)を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向けの資格とされています。またプログラミングそのものだけでなく、開発プロジェクト中に起きうる状況への対応能力も評価されます。

Gold(ゴールド)

GoldはOracle認定Java資格の最上位資格で、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格、とされています。Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識を有し、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える能力が評価されます。実務経験を積んだ社員が、より高いレベルを目指すには必須の資格です。

Javaプログラミング能力認定試験

本試験は、株式会社サーティファイが提供する民間資格です。この資格は国際資格でないため国内でしか通用しませんが、Javaの基礎的な知識に加えてより実務を意識した出題が行われ、実際の現場で役に立つプログラミング能力を検定することができます。本資格についても、レベルが1級~3級まで存在しており、それぞれ難易度がことなります。

3級

3級は初学者向けの資格となっています。Javaについて文法などの基礎的な知識を身につけており簡単なプログラミングがかけること・オブジェクト指向について基本的な概念を理解していることが主な資格の認定基準となります。

2級

2級は初級Javaプログラマー向けの資格になっています。実務でJavaを活用するという場合は2級以上の取得を目指すことがおすすめされます。ここでは、Javaについての一般的な知識とオブジェクト指向についてもアプレットやクラスライブラリなどに関する一般的な知識が問われます。

1級

1級はプログラミング中級者向けの試験になっており、試験形式もより実務を意識した実践問題となっています。具体的には、出題されるテーマプログラム(2200行程)に対し、仕様変更、・仕様追加を行うプログラムを行い、変更仕様書も作成する、といったかなり実践的な内容になっています。こちらについては、ある程度実務経験を積んだ社員がより高いレベルを目指すときに役立つ試験になります。

Android技術者認定試験

本試験は、スマートフォンやタブレットのOSであるAndroidについて、アプリケーション開発などのスキルを試す試験です。直接的にJavaの能力を証明する資格ではありませんが、Android向けのアプリケーション開発もJavaエンジニアの業務領域となるため十分Java関連の資格として考えられます。

Androidの中でも、スマートフォン用のアプリケーション開発を扱うかOSとしてのプラットフォームの開発を扱うかによって必要なスキルが異なるため、本資格は「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類の試験に分かれています。

この資格では、Javaの中でもより専門領域に応じたスキル認定を受けられるようになっています。また認定のレベルも「ベーシック」と「プロフェッショナル」の二段階となっており、目標を立てながらスキルアップを図ることができる仕様になっています。また、この資格は国内にとどまらず世界でも通用する資格になっています。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアを目指す人全般にむけた試験でJavaに特化したものではありませんが、Javaに関する知識が役に立つこともあり企業内でITエンジニアを育成しようとする際には、おすすめの試験になっています。本試験については別の記事で詳しく紹介しているため、本試験に興味がある方はぜひこちらをご確認ください。

基本情報技術者試験合格のメリットとその道のりとは?

各資格試験の比較

ここまで4つの試験について見てきましたが、社員に資格の取得をうながす場合は「Oracle認定Javaプログラマ」と「基本情報技術者試験」がおすすめです。特にJavaに特化したエンジニアの育成などを行いたい場合は、Javaそのものを開発・提供しているOracle社による「認定Javaプログラマ」がやはり、知名度・国際性・知識の信頼性の部分で最も優れていると考えられます。

また、新入社員など必ずしもJavaという言語にこだわらないエンジニアとしての育成を考える場合であれば、基本情報技術者試験もおすすめです。本資格取得によって、特定の言語に縛られないIT全般に関してエンジニアに必要な素養を証明できるので、より今後の活躍の幅を広げることが期待できます。

実際に資格取得を考える場合は試験会場や試験の開催頻度、受験料なども考慮にいれながら、自社や社員の都合にあう資格を選ぶことも重要ですのでそちらについても各種試験のサイトを確認しましょう。

資格試験への対策

このような資格取得を社員にすすめる場合、試験のための学習・研修はどのように行えばいいのでしょうか?

基本的には、社内で研修を行うか独学やOJT(職場での実務経験を通して行われる従業員の職業教育)などによって知識の習得を目指す、ということが考えられるとおもいます。

しかし、このような場合、指導側にまわる社員はJavaのプロであってエンジニアとして一流ではあっても、教育のプロではないことを忘れてはなりません。例えば、教える人によって内容に差が出てしまったり、教育のための準備にかかるコストに対して期待しているほどの効果を得られない場合もある、現場で教える社員の負担も大きく教育以外の普段の業務に支障がでてしまう、などといった問題が考えられます。

このような問題を解決し、社員全体のレベルを底上げするためには、企業研修を実施してプロの講師から学ぶことがおすすめです。

インターネット・アカデミーのJava研修では、資格への対策となることはもちろんとして、システム設計、実装、テスト、そして運用・メンテナンスまで開発現場のフローに即した方法で学習を進めることができるため、実務レベルでもすぐ役にたつスキルを身につけることができます。

また、各企業のご要望に応じて研修内容をカスタマイズすることも可能ですので、常に各企業にとって最適なIT研修を行うことができます。Javaに関する研修・講座の受講を検討している場合はぜひお気軽にご相談ください。

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