人材育成【事例紹介】新しいプログラミング言語で社内システム開発

2023/01/22
【事例紹介】新しいプログラミング言語で社内システム開発

プログラミング言語などのテクノロジーは、日々、アップデートされており、一定の技術力をもったエンジニアであっても、新しい技術を学ばなければ第一線で活躍し続けるのはむずかしくなってきます。

また、世の中のニーズの変化や新しい技術の登場により、これまで自分が得意としていた技術が使いにくくなるケースもあります。今回は、ある大手企業A社のシステム開発部門が、慣れ親しんだプログラミング言語から新しい言語に乗り換えたケーススタディを紹介します。

※実際の事例の特定を避けるため、一部の内容を変更しています。

目次

社内の主要プログラミング言語を変える理由

A社では、社内のシステムのリニューアルに伴い、これまでのシステムで使用していたものとは別のプログラミング言語で開発することになりました。

多くの場合、「プログラミング言語はJavaがメイン、サーバーはLinux」というように、その会社で扱っている主要な技術があります。新システムを導入する場合でも、既存のシステムで使用している技術を用いたほうがスムーズですが、必要に迫られて新しい技術に乗り換えるケースもあります。

たとえば、新システムに求められている要件を実現するうえで別のプログラミング言語を使用したほうが好ましい場合や、別の技術やサービスを利用したほうが運用コストを大きく削減できる場合などがあります。

A社の場合も、こうした理由から、新システムの開発においては、これまで使用していたものとは別のプログラミング言語を用いるという判断をしていました。

一般的なプログラミング研修では無駄が多くなる

A社のシステム開発部門には複数人のエンジニアがいましたが、新しいプログラミング言語を習得している人はいませんでした。これまで扱ったことがないプログラミング言語を使ってシステムを開発するとなると、エンジニアのスキルのアップデートが必要になります。

そこで、A社はエンジニアが新しいプログラミング言語を習得するための研修を行うことにしました。

エンジニア向け研修の難しいところ

現場経験のあるエンジニア向けのプログラミング研修を行う場合、難しい点があります。

他言語で開発経験があるエンジニアが、プログラミング研修に求めるのは「既知の内容との違い」になります。

たとえば、JavaエンジニアがPythonを学ぶ場合であれば「JavaとPythonの書き方の違い」「Pythonで利用できるライブラリには何があるのか」というような内容でしょう。

一般的なプログラミング研修では、初心者を対象に基礎から学習するものがほとんどで「プログラミングとは」「変数とは」などの基本構文から丁寧に学びます。新入社員や、新人エンジニアを対象は、基礎から丁寧に学んでいく研修が好ましいです。しかし、Javaで開発経験があるようなエンジニアは、プログラムの基本的なロジックは理解しているため、初学者向けの研修では、どうしても無駄になってしまう時間が生まれます。

2つのプログラミング言語の差分を中心に学習

研修を受けるエンジニアは既存のシステムを開発・運用しているため、研修時間が多いほど業務に支障が出てしまいます。そのため、A社は研修時間をできるだけ少なくしたいと考えていました。

そこで、インターネット・アカデミーでは、A社のエンジニアのプログラミングスキルなどを事前にヒアリングし、A社が求めていた知識のみ習得する研修を行いました。

  • 既存言語と新しい言語のコードの書き方の違い
  • 新しい言語で使用できるライブラリ
  • 新しい言語を扱う上での注意点

A社の場合、エンジニアの方はプログラミングの基本構文は理解しているため、どの言語でも共通する部分は割愛、既知の言語と新言語での記述の差異や注意点などを中心に研修を行いました。

インターネット・アカデミーでは、こうした柔軟な研修カリキュラムのカスタマイズができます。自社の状況にあわせた研修をお探しの方は、お気軽にご相談ください。

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