リスキリングによるWebマーケティング人材育成

2022/11/13
執筆者:カリエーレ・コンサルタンツ 佐渡治彦
リスキリングによるWebマーケティング人材育成

こんにちは。カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

私は、キャリアコンサルタントの社会への周知、広報、営業活動も含めて、インターネットにホームページやSNSでブログを掲載しています。自分の書いた記事がどれくらい世の中で、読まれているのか?どれくらい受注成果につながっていのか?気になるところです。これらインターネットの活用は、一般企業にとっては、いわば、広告・宣伝活動にあたるでしょう。

インターネット広告費がマスコミ4媒体費用を追い抜く

インターネット広告費がマスコミ4媒体費用を追い抜く

昭和世代の私にとって、広告を掲載すると言えば、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4媒体が一般的だと思っていました。

しかし、2021年にWebを活用したインターネット広告費がこれら4媒体の広告費を上回りました。

このように企業のインターネット広告費をいかに効果的に使用するかが、企業の業績を左右するという時代になってきました。

インターネット広告と言えば、自社製品、サービスの業績の目標達成に向け、Webサイトを閲覧された回数PV(ページビュー)などのアクセス数に関する数値や、問合せ数や会員登録者数など最終的な成果を意味するコンバージョンの増加を目的とすることが一般的です。

Web担当者の重大な任務

現在では、自社製品、サービスの業績の目標達成のため、インターネット広告費を効率的に使用することが、企業のWeb担当者にとっては重大な任務になってきました。

自社製品やサービス、ターゲットを分析し、GoogleやYahoo!などの検索連動型広告、Facebook、TwitterなどのSNS広告、YouTubeなど動画広告、あらゆるWeb広告の中から予算と目的に応じた方法を効果的な選択が重要な役割となります。

また、広告の成果測定もできるインターネット広告は、解析ツールの活用によって、より高い効果が得られます。ですので、Web担当者のWebマーケティングの知識は、インターネット広告を効果的に活用するうえで、今まで以上に必要となっています。

GoogleのSEO対策の必要性

例えば、Webマーケティングの仕事の一つに、検索エンジンの検索結果ページで、ホームページなどが表示される順位を上げる手法にSEO対策があります。

GoogleやYahoo!といった検索エンジンは、独自の計算方法、アリゴリズムで検索結果の並び順を決定しているのです。

ここで最も重要なことは、GoogleのSEO対策をすることです。なぜならば、検索エンジンシェア約8割のGoogleの計算方法、アルゴリズムにYahooなど他の検索エンジンも追随しているからです。

一言で言ってしまえば、GoogleのSEO対策さえしておけば、他の検索エンジンにも活かされるのです。そのGoogleのSEO対策の一つとして、重要な対策に「E-A-T」があります。人によっては、「EAT(イート)」と言う人もいます。

  1. Expertise(専門性があること)
  2. Authoritativeness (権威があること)
  3. TrustWorthiness (信頼できること)

E-A-Tのベースは、ユーザーファーストの概念であり、Googleは何よりもユーザーファーストを重要視しています。

特にYMYLに関するコンテンツには、信憑性などがユーザーのためにも必要になります。YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語です。

簡単に説明しますと、ユーザーに大きな影響を与える内容のカテゴリといった意味です。 例えば、法律、金融、医療などに関する記事の場合、間違いや信憑性の欠ける内容ではユーザーは困ってしまいます。このようなコンテンツには、専門知識や権威性、信頼性が高く評価されるアルゴリズムが適応されます。

そのため、専門性を満たしたコンテンツ掲載することで、Googleに評価されやすくなり、SEO効果が見込めるようになります。ちなみに、専門性を確保してSEO効果を得るためには、「特定のテーマにおける専門知識」と「専門知識を生かして関連コンテンツを増やす」ことが必要となります。また、権威があり信頼できるデーターからの引用が必要です。

信頼性の低いインフルエンサー、組織の調査データーよりも、信頼できる機関、例えば、厚生労働省、国税局などの公共機関や社会的信用のおける企業からのデーターの方が評価されやすいのです。

Webマーケティングの専門知識、リテラシーの必要性

以上のように効果的なインターネット広告を掲載するには、様々な専門知識、リテラシーがWeb担当者には必要になってきます。 現在、多くの企業でWeb担当者が、Webマーケティングを試行錯誤しながら、目標達成に挑んでおられます。

特に良くお聞きするお悩みとは、「これまでの宣伝活動に限界を感じている」「SEOが外注任せになっている」「独学で自信がない。体系立てた知識を身につけたい」「他社のインターネット広告の手法や成功事例が知りたい」「トレンドを踏まえたうえで自社に最適な広告手法を見出したい」といったお声です。

IT人材育成の方法として挙げられた「IT研修」

このようなお悩みを持つ企業がある一方で、自社に必要なWeb担当者など、IT人材育成のため、様々な方法を試している企業もあります。その中でも、最も効果的だった方法として挙げられたのが「IT研修」です。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「IT人材白書2017」の調査によるとIT研修の効果の高さを実感する企業は80%近くとなっています。IT研修を必要とするのはWebマーケティングなど技術系スキルが必要な職種だけではありません。採用担当者や営業職といったさまざまな職種においても効果があります。

そして、これからの時代、リスキリング(re-skilling)がキーポイントになってきます。リスキリングとは、一言でいうと「人材の再教育や再開発を行う取り組み」です。現在の職場で働きながら必要なスキルを習得して順応していく、というイメージです。何も50歳代のオジサンに、一からプログラミングを習得しろと言っているわけではありません。

これまで個々が培ってきたビジネスのスキル、ノウハウを、リスキリングにより、デジタルツールを活用して、より仕事に活かせるように進化させるということです。個人が関心のある様々な分野を学ぶという一般的な「学び直し」とは異なり、その職業、その会社の事業・業務上での成果に繋げるというアウトプットの視点がより重要視されています。

これまで企業が実施していた人材育成は、自分たちの経験から得たスキル、ノウハウを新人に伝えるという方法が主でした。しかし、IT技術の進展により、従来の人材育成では対応しきれない、新しい課題が生まれています。これら課題をIT研修などのリスキリングにより解消させていくことが、今後、企業が発展していく上で、重要になってくると言えるでしょう。

こうした日々、変化の激しい最新のIT技術を企業がいかに習得し、人材育成をしていくには、 やはり、独学よりもその道のスペシャリストから専門知識、リテラシーを学ぶことが重要で効率的だと思います。

前回の「今、IT人材育成チャンス!助成金を活用しよう」でも述べましたが、現在は、企業の人材育成のリスキリングを国、自治体は助成金で支援してくれます。

そして、より効果的なリスキリングを実施するには、実績、信頼のおける研修会社との連携が必要になります。

Webマーケティングの知識を身につけるIT研修

ここでお薦めするのがインターネット・アカデミーさんのカリキュラムです。階層・職務別に実践的に受講者が納得するまで丁寧に教えてくれます。また、企業の課題に合ったカリキュラムを作成してくれます。

例えば、Web担当者にお薦めなのが、「Web&デジタルマーケティング研修」です。

Googleの協力を得て開発した講座が学べる

この研修の中には、世界最大級の検索エンジンを持つGoogle社の協力を得て開発したWebマーケティングの基礎知識はもちろん、「Google広告」を使った広告の運用方法や「Google Analytics」によるアクセス解析に基づく効果検証など、幅広い知識が身につきます。Webを活用した集客対策から広告配信ツールの活用まで実践的な内容が網羅されていますので、ビジネスの現場ですぐに役立てられるのも魅力です。

前述したGoogleのSEO対策の一つとして重要な「E-A-T」も学べます。

SEOに必須のHTMLを正しく理解できる

SEOには、Web ページを作成する時に使われる言語である正しいHTMLの記述が欠かせません。HTMLのルールはW3Cという国際的な組織が策定しており、インターネット・アカデミーさんは教育業界唯一のW3Cメンバー企業です。だからこそ、どこよりも最新で正確なWebスキルの情報を受講生の方々にご提供できます。

母体がWeb制作会社だから、制作や外注のノウハウが学べる

本来、Web制作会社が持っているノウハウは門外不出のもの。しかしインターネット・アカデミーさんの母体は「東京大学」「気象庁」「東京藝術大学」など国内有数の実績をもつWeb制作会社「manaable」です。Webサイトの企画書の作成方法から、制作スキルまで、その方法を惜しみなくカリキュラム化しています。

Web&デジタルマーケティング研修の他にも、初心者には、SEOへの理解を高める「Web担当者入門研修」、知識のある方には、モバイルへの対応からUI/UXの知識まで習得できる「Web担当者研修」、外注から内製まで、トータルでスキルを身につける「プロデュース・ディレクション研修」などがあります。

初心者から知識のある方まで、階層・職務別のカリキュラムを用意しています。もちろん、企業の課題解決に向けたオリジナルの研修もできますよ!

これからの時代、企業にとってはインターネット広告の効果的な活用が、益々、業績向上のキーポイントになっていくでしょう。Web担当者がWebマーケティングの専門知識、リテラシーを習得して、業務に活かしていくことが、企業の業績の目標達成に大きく関わってきます。リスキリングが叫ばれる現代、国、自治体も助成金で支援してくれます。

企業の経営者、人事、教育のご担当の皆さま、この機会に、Webマーケティング人材育成を始めてみませんか!何かご相談したいことがありましたら、ご遠慮なく、インターネット・アカデミーさんに相談してみましょう。

執筆者

佐渡治彦 様
キャリアコンサルタント(国家資格)
カリエーレ・コンサルタンツ(Karriere Consultants)代表
名古屋商工会議所会員

1965年、愛知県名古屋市生まれ。現在も名古屋市在住。1989年に明治大学政治経済学部経済学科を卒業後は、日製産業株式会社(現株式会社日立ハイテク)や、ドイツ系企業リタール(Rittal)にて開発営業プロジェクトマネージャー、採用責任者を経験。2012年9月からは法務局乙号業務責任者として非正規社員の指導、ハローワークにて求人者支援員の経験を重ね人材ビジネスにキャリアチェンジしている。

2011年1月、キャリア・コンサルタント能力評価試験の一つであるDBM(現TCC)マスターキャリアカウンセラーを取得。2016年5月には国家資格となったキャリアコンサルタントを取得。

2017年4月、カリエーレ・コンサルタンツを開業。公共事業、企業領域キャリアコンサルタント中心に活動しており、セルフ・キャリアドック制度助成金を活用し中小企業を中心に100社以上への導入実績を持つ。「働き方に悩む人を、ゼロに。」をモットーにしている。

  • 愛知県労政局「未就職卒業者等人材育成事業」「中小企業処遇改善支援事業」「介護職経験者再就職支援訓練事業」
  • 東京都産業労働局「東京都コロナ緊急対策支援事業」
  • 千葉、大阪、兵庫労働局委託事業「不安定就労者再チャレンジ支援事業」
  • 愛知労働局委託事業「訓練希望者等に対するジョブ・カード作成支援推進事業」※事業責任者
  • 愛知労働局委託事業「愛知働き方改革推進支援センター」※相談員
  • 愛知労働局委託事業「介護分野における人材確保のための雇用管理改善推進事業」※雇用管理改善委員会委員
  • 愛知労働局委託事業「なごやキャリア・コンサルティングセンター」※事業運営責任者

資格

2011年11月 DBMマスター・キャリアカウンセラー資格取得
2016年5月 キャリアコンサルタント国家資格取得

運営サイト

https://karriere-consultants.com/

著書

「キャリアコンサルタント」で自立する方法

メディア掲載

転職info「キャリアコンサルタントになるには?~どんな資格?費用は?誰でもなれる?収入は?」記事監修

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