ExcelとPythonの自動化で
35%もある雑務を減らそう

2023/9/10
執筆者:吉政創成株式会社 代表取締役 吉政忠志
業務の自動化をマスターして、雑務を減らしたり、将来の副業や起業に備えよう~ExcelとPythonの自動化で35%もある雑務を減らそう~

※本記事は吉政創成株式会社「Python学習とキャリアアップ」より寄稿されたコラムとなります。

今日は業務の自動化の話です。このコラムでは、簡単な技術で実現できる業務の自動化についてご紹介したいと考えています。特に、ExcelやPythonを使った場合について簡単にご紹介したいと考えています。

※このコラムは動画でも解説しています。動画をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

雑務が全体の35%を占める日本

ITmediaに「業務の35.5%「雑務にかける時間」 7カ国で日本がトップ」という記事があります。この35.5%は人によってもちろん差があると思いますが、おおよそそんなイメージではないでしょうか?この雑務は得てして、ルーチンワークだったりするのではないでしょうか?

ITを活用して全てを自動化できるとは思えませんが、かなり軽減できるような印象を持っています。この雑務を繰り返しすることでモチベーションが上がらなくなる人も多いのではないでしょうか?この雑務を自動化して減らすことができると、生産的な業務に時間を当てられるので、個人も所属組織もメリットが多いように思えます。

雑務の自動化を行う個人と組織のメリット

あくまで一般論の話になりますが、雑務を自動化することで、以下のようなメリットがあると考えています。

<個人のメリット>
  • より生産的な作業に時間を当てられるようになるため、組織内での評価が高まりやすくなる
  • より生産的な作業に時間を当てられるようになるため、自身の成長が早まりやすくなる
  • 業務の自動化を実現するノウハウを得ることで、副業や将来の起業で活用しやすくなる
  • 雑務が減るため、モチベーションが上がりやすくなる
<組織のメリット>
  • 雑務が自動化されると組織の生産性が向上する
  • 雑務が自動化されると収益性が高まる
  • 雑務が自動化されると競争力が上がりやすくなる
  • 雑務が自動化されると人手不足も解消されやすくなる
  • 業務の自動化が推進されると離職率も減るはず

雑務の自動化による個人や組織のメリットは、その自動化のやり方や空いた時間の使い方によって変わってきますが、うまく活用することで大きなメリットを享受できるようになります。

365乗の法則をご存じでしょうか? 毎日1.01倍の経験を積み続けると、1年で30倍以上の力を得るという法則です。この通りにならないかもしれませんが、業務の自動化により、毎日の労働時間を効率的に使えるため、1年間で2倍3倍の生産性を出すことも難しくないように思えます。

業務の自動化を多くの個人や企業が実施すれば、
日本は変わるはず

日本の近隣諸国の中には経済を政治に活用する国があり、福島原発の処理水の話 や、訪日出国者の制限 など、その国の方針にそぐわない対応をした国に対して経済制裁を簡単に発する国が存在しており、その判断によって、日本の店舗や企業が需要減による打撃を受けることがあります。

もし、多くの企業がITを活用した業務の自動化を推進することができたら、店舗や企業の収益性を高めることができると考えています。業務が自動化されれば、そこで従事されるスタッフや社員が生産的な業務に集中できるため、総じて競争力も高まりやすくなるはずです。スタッフや社員の残業時間も軽減できるはずです。

これらの効果は直接的に店舗や起業に現れるはずなので、業務の自動化は政府や自治体が補助金を出してもよいくらいのレベルだと考えています。店舗や企業の収益性や競争力が高まれば、経済が活性化され、税収も上がりやすくなり、外圧にも強い経済ができるはずです。

そして、新型コロナウイルスの様なパンデミック型感染症の流行は定期的に起こっています。この点からも店舗や企業体力を強化する意味でも業務の自動化による収益力の強化を行うべき考えています。

しかも、そもそも日本は今後ますます人材不足が懸念されている状況です。

目前に迫る2025年問題、人手不足は深刻化

(出典)総務省統計局/パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」

上記の分析データによると2025年に505万人、2030年には644万人の人手不足となることが予想されています。この人手不足を補うべく、海外からの人材供給を模索している政党もあります。海外からの人材共有をゼロにしたほうが良いとは思わないのですが、急激に増やすのはリスクが大きいと考えています。何故なら外国人参政権の問題もありますし、単一民族で構成されてきた日本は、外国人の人数が増えた場合を想定して法律が行政ができていないので、リスクがあると考えています。

それ故に、ITを活用した省人化・自動化を店舗や企業へもっと普及させることで、これらの課題を緩和できるのではないかと考えています。

業務自動化のソリューションについて

Excelの自動処理

Excelを使う作業をマクロやVBAやPythonを使って自動化できます。

Excelはほぼすべての企業で活用されており、適用範囲が多いです。Excelを使って丸一日作業をする人も多いのではないでしょうか?このコラムを掲載いただいているインターネット・アカデミーはExcel研修の評価が高い学校としても知られています。興味がある方は以下の研修コースをぜひご覧の上、ご受講ください。

Python

ウェブスクレイピング(Webサイトから文字、数値、画像などのデータを取得すること)やExcelやスプレッドシートの自動処理、ファイルやフォルダ―自動操作(ファイルやフォルダの作成、削除、移動、名前変更など)が良く使われています。どのような仕事にもパソコンやインターネットを活用した細かい仕事がありますが、その雑務的なことを簡単に標準ライブラリーを使って業務の自動化ができます。

このコラムを掲載いただいているインターネット・アカデミーはPython認定スクールとしても評価が高い学校としても知られています。興味がある方は以下の講座をぜひご覧の上、ご受講ください。

ExcelやPythonは今後も10年20年と活用されていく技術です。今取得することで所属組織の業務改善に貢献できるだけでなく、個人の成長や将来の起業・副業にも役に立つスキルです。是非この機会に身につけておくとよいと思います。

この記事の執筆者

吉政創成株式会社 代表取締役 吉政忠志

マーケティング歴25年。ノベル、SAP、ターボリナックス、インフォテリアであーけティング管理職を経験し、2010年に国内初のマーケティングアウトソーシング専門会社である吉政創成株式会社を創業。Linux、XML、PHP、Ruby on Rails、Python、ウェブセキュリティ、KUSANAGI、IPv6の検定試験を立ち上げる。過去にはIPAの専門委員や文部科学省のXML教育推進委員も歴任。

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