VS CodeでPythonを勉強しやすく
執筆者:南波真之
※本記事は吉政創成株式会社「Python学習とキャリアアップ」より寄稿されたコラムとなります。

皆さん、こんにちは。南波真之(なんばさねゆき)と申します。
私は現在、Pythonについて勉強を進めています。というのも、AIやデータ分析、アプリケーション開発など様々な状況でPythonは活用されており、テクノロジー業界で活躍していくためには必要だと思っているからです。
と言っても、私はエンジニアではない文系の人間です。
「解きながら学ぶ Pythonつみあげトレーニングブック」を使って、Pythonの一番基本的なところを学んでいます。そこで、自分で学習してきて感じたポイントや疑問、皆さんにシェアできることを書いていきます。
今回は、P.14〜P.26の部分になります。テーマは、「VS CodeでPythonを勉強しやすく」です。Pythonを学習する上で、VS Codeを使っておくといいことがいくつもあります。
Visual Studio Codeとは
Visual Studio Code(通称VS Code)とは、WindowsやOfficeで有名なMicrosoft社が開発しているテキストエディタ、コードエディタです。
現在はオープンソースソフトウェアとして公開されており、無料で様々な拡張機能を利用できること、MicrosoftのAzureやDocker、GitHubなどとの連携ができるため、多くのエンジニアが利用しているサービスです。
私達はPythonを学んでいくわけですが、例えばWebサービスはPythonだけでは実現できません。HTML、CSS、JavaScriptなどの言語も必要になります。
VS Codeでは、多くの言語に対応しており、それぞれで便利な拡張機能があるため使いこなすことで開発やコーディングを行う際の強力な武器となります。
VS Codeを利用するのは非常に簡単で、公式サイトからアプリケーションをダウンロードしインストールするだけです。
Python Developers Survey 2020によると、エディターと開発環境において、VS CodeとPyCharmが圧倒的に利用されていることがわかりました。
Pythonを使うとこうできる
それでは、VS CodeでPythonを使ってみましょう。
必要に応じて、最初に拡張機能「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を使ってVS Codeを日本語化しておきます。
次に、同じく拡張機能を使い、「Python」を入れておきます。
これで、とりあえずの準備は完了です。

例えば、Pythonのファイル(拡張子が.py)を作り、そこに簡単なコードを書いて実行する際には右上の実行ボタンをクリックすると自動で画面下のターミナルが起動して実行結果が表示されるようになります。
ターミナルで実施するのもいいのですが、こういった色分けやタブなどのインデント整理、コードのミスを発見するための確認などの手間がとても負荷になるため、VS Codeの機能を利用して時短しましょう。
Pythonを学習するための拡張機能

VS Codeは非常に多くの拡張機能がありますので、ここでPythonを勉強していくために入れておいたほうがいい拡張機能を紹介します。
拡張機能については、画面左側の拡張機能アイコンをクリックし、検索バーに拡張機能のキーワードを入力し検索します。
indent-rainbow
インデントの色分けを階層ごとにしてくれるため、どこまでがifの範囲なのか、などがわかりやすくなります。
ZenKaku
日本での初学者あるあるのミスなのですが、コードに全角のスペースが入っており実行してもエラーが出て、コードを確認したのにおかしいところが見つからず思考がストップしてしまうというものがあります。ここもシステムで見分けられるようにしたいところです。
Python Indent
Pythonコードのインデントを自動でつけてくれる機能です。
Python Preview
学習をしていくと、配列や変数の中が複雑になることが多く、そのときに該当の配列には何が格納されているのかをビジュアライズして確認できる機能があります。
お手本のコードを自分のVS Codeで確認して理解するときなどに役に立ちそうです。
Pythonの学習のお供にVS Code
今回はVS Codeという今後ずっと使っていく人が多いであろうエディタツールとPythonについて説明してきました。
拡張性も高く、コードを書いて、見て、直して理解するにはうってつけのツールだと思います。今後の学習の際にVS Codeが自分にあっていると思った方はぜひ使いこなして見てください。
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南波真之
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