航空系商社「JALUX」が
新規事業のために選んだ
デジタルマーケティング研修

株式会社JALUXリテール事業本部・フーズ・ビバレッジ事業本部　事業企画室　事業企画課
村松りん様

JALUX（ジャルックス）は、1962年、日本航空（JAL）の商事・流通機能を担う企業として創業。現在は、企業理念「幸せづくりのパートナー～人に社会に環境に、もっと豊かな輝きを～」の実現を目指し、航空・空港といった事業領域を中心に保険や不動産などのライフサービス事業、空港店舗「BLUE SKY（売店・レストラン）」の運営や通信販売などのリテール事業、食品やワインを取り扱うフーズ・ビバレッジ事業など、多角的なビジネスを展開している。

EC事業による更なるサービスの拡大を目指す同社は、デジタルマーケティングを担う人材の育成をインターネット・アカデミーに依頼。その理由と今後の展望を伺うべく、研修企画に携わるとともに実際に研修にも参加したリテール事業本部の村松りん氏にお話を伺った。

研修内容をカスタマイズ
できる点が決め手で依頼

私が所属するJALUXのリテール事業本部では、航空旅客を対象とした機内販売、航空旅客及び一般消費者を対象とした通信販売等の企画・販売を行う各種事業を展開しています。一方、ECや小売店舗といった複数の販路がある中で、オンライン・オフラインの活用が出来ておらず、他社と比べてデジタル化の波に乗りきれていないのではないか、という懸念がありました。

そこで、JALUXとしてもインターネットを活用した販売を強化し、既存事業への活用法や将来的にはリアルとECのオムニチャネル化を考える切っ掛けになるようにと研修を企画しました。

研修機関を選定する上では複数の候補があり、提案も受けました。その中でインターネット・アカデミーに決めた理由は、主に3つあります。1点目が社会人向けのスクール事業も行っていて、教育に特化した専門機関だということ、2点目が実績の豊富さです。一番の決め手になったのは、3点目の「研修内容が細かく設定されていて、内容のカスタマイズができる」という点でした。これは、他の研修機関にはない魅力でした。

研修の依頼から実施までの期間はわずか1か月程でしたが、弊社の要望に沿う研修プログラムを短期間で設計し実施して頂けたので、本当に助かりました。

研修で得た知識を
どう活用すればいいかがイメージできた

今回の研修企画は、グループ会社を含め複数の組織を横断した取組みであったため、研修参加者の業務内容やITの知識はバラバラでした。そのため研修内容の要望としてお伝えしたのは、「受講者の知識レベルの平準化」「主体的に学べること」「ITに対する興味を高める」という3点でした。

インターネット・アカデミーのコンサルタントの方は私たちの意向をくみ取り、受け身にならずに知識を習得できる研修プログラムを提案して下さいました。具体的には、実際にパソコンで操作をしながらSEOの仕組みを学んだり、新規事業立案のプロセスをグループワークを通じて理解するなど、実習の時間を多く設けて頂きました。また、講師の方は基礎的な内容から始めて、受講者の様子を見ながらペースを調整して下さったり、グループワークの発表後、各アイデアに対して良かった点と改良すべき点をフィードバックして下さったので、得た知識を現場でどう活用すればいいのかイメージすることができました。

Web&デジタルマーケティング研修

新規事業の第一歩の役割を担った研修

今、インバウンドも含めて、国内の空港利用者数が増加しています。JALUXは日本国内２７空港で「BLUE SKY」という店舗事業を展開しているのですが、将来的には「BLUE SKY」をご利用されるお客さまに対し、旅前・旅中・旅後まで当社のリテールサービス全般をご提供する仕組みづくりを進めていきたいと考えており、今回の研修は、そのサービスを開始するための第一歩でもありました。

研修を受講したメンバーは、今後3つのプロジェクトチームに分かれて具体的なデジタル活用の事業化や業務効率化を行っていく予定です。いずれも、新しい取組みや新規事業ばかりです。

研修企画は、実施そのものが重要なのではなく、研修の後に何をするのか、何が出来るようになったのかが大切だと考えています。インターネット・アカデミーの研修は、現場で知識をどう活用すればいいのかということに重点を置いた講義だったので、今後プロジェクトを進めるにあたって、非常に大きな役割を果たして頂いたと感じています。

これからのJALUXの新しいデジタル活用の取り組みにも、ぜひご期待ください。