生成AI研修で実際の業務課題を解決へ
ツアータイトルや旅程案の作成で負担を軽減

株式会社阪急交通社
総務人事部人事課
ご担当者 様
株式会社阪急交通社は、阪急阪神ホールディングスグループの中核を担う総合旅行会社。メディアを活用したパッケージツアーや、個人向けの旅行、企業・学校などの団体旅行、訪日外国人旅行など多様なサービスを提案している。旅行事業に加え企業の表彰式やオンラインイベントの運営支援なども展開。「人と人の交流を通じて、新たな価値を創造し 豊かな平和社会の発展に貢献する。」を理念に、満足度の高いサービスを実現している。
研修データ
- 研修内容
- 生成AI活用研修(3時間)
- 受講者
- 社員約170名(生成AI活用プロジェクトのメンバー中心)
- 研修の目的
- 社員間の生成AIに関する知識の差を埋め、全社的な基礎理解を促進する
- 課題
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- 社員間で生成AIに関する知識や理解度に差があった
- 解決策
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- 初心者向けの生成AI活用研修を実施
- 成果
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- 生成AIを活用したツアータイトルのアイデア出しで、マンネリ解消のヒントを得られた
- 観光スポットの情報収集やコース作成も効率化できると実感した
株式会社阪急交通社では、専門部署を除き生成AIを使用している社員はごく一部であり、多くの社員は生成AIの可能性や具体的な活用方法について理解が十分に進んでいない状況だった。全社員に生成AIの基礎理解を広めるために、インターネット・アカデミーに初心者向けの生成AI活用研修を依頼した。実際に研修を受講した担当者様に研修の経緯や感想を伺った。
研修実施の経緯
生成AIを業務で活用している社員は一部
全社員が使える知識の習得を目指す
― 業務内容をお聞かせください。
人材開発の部門で主に採用、人材育成、研修などを担当しております。私は特に研修業務に携わっております。最近行った研修では、今年度から当社で導入された社内独自のAIの使い方を学ぶ研修を実施しました。
― 研修実施前に課題としていたことを教えてください。
研修を受ける前は、会社全体として業務で生成AIを活かす体制が整っていませんでした。社内で普段から生成AIを業務で使っている社員はシステム部門など一部で、多くの社員はほとんど使ったことがなく、知識の差が大きい状況でした。経営層から会社として業務で体系的に使用していくべきと方針があり、まずは「生成AIでどんなことができるのか」を全社員が知り、基礎理解を広げる必要があるということが出発点でした。
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予算内での効率的な研修から、実務に沿った研修まで
インターネット・アカデミーのオーダーメイド研修
インターネット・アカデミーを選んだ理由
生成AIは業務で使えると実感できる
研修目的に沿った提案内容だった
― 研修に対して期待していたことをお聞かせください。
AIを使ったことがない初心者にも分かりやすい内容を希望していました。そして生成AIを使うことで「こんなことができる」「業務効率化につながる」と実感できる実務に即した研修を希望しました。まずは社員にAIの可能性を知ってもらい、「自分の業務にもすぐに活用できそう」と感じてもらうことを目標にしました。
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
インターネット・アカデミーは長い歴史があり、IT教育一本でしっかりと取り組まれている姿勢がすごく伝わりました。また、打ち合わせの際に研修の目的を明確に整理してくださり、当社の課題や目標にしっかり寄り添った研修内容をご提案いただいたので、とても安心感がありました。エンジニアの方が講師を担当されているという点も強みだと思います。専門用語が多い分野ですが、初心者にも分かりやすい研修でした。
研修の成果と今後
生成AIがツアータイトルを一瞬で50提案
業務効率化を進めて人を大切にする職場へ
― 研修の感想をお聞かせください。
生成AIを使ったツアータイトルのアイデア出しや日程の作成など、業務に直結したワークに可能性を感じました。ツアータイトルは言葉を少し変えるだけで反響が変わりますがマンネリ化もしやすいです。そこで研修で生成AIにツアータイトル案を50ほど出させてみたところ、AIは一瞬で作りました。すぐに使えるものばかりではないものの「ここを組み合わせると面白い」といったヒントが多くありました。コースや日程も、私たちが行ったことのない場所の情報を生成AIがまとめて、「ここに行ったらここも行ける」といった新しい提案をしてくれました。今まで個人の経験に頼っていたツアータイトルのアイデア出しや日程作成で生成AIが実践的な提案をしてくれるため、負担軽減や業務効率の上昇につなげられそうという感想が上がっています。
― 今後のデジタル人材育成や戦略について教えてください。
若い社員には自走できる力を身につけてほしいと考えています。そしてマネージャーには「人を大切にする」という視点を持ったマネジメントを行えるようになってほしいと思います。私たちの部署はそのための環境整備やサポート支援にしっかり取り組んでいきたいです。これまで手作業で行っていた業務を効率化することで、部下の成長支援や施策検討する時間を増やせるのではないかと考えています。マネージャーは今よりも部下や同僚に目を向けて成長をサポートできると思います。生成AIやデジタルツールを有効活用することで、人を大事にする社風を作っていきます。
受講生のコメントの一部
- 実際にChatGPTを動かしながら、楽しく学ぶことができました。具体例を交えた解説で、初心者でも分かりやすかったです。これからぜひ活用していきたいです。
- 生成AIができることだけでなく、生成AIの限界や、著作権関連のリスクについて知ることができました。何でも「AIがやってくれる」と思いがちでしたが、そうではないことがよく分かりました。今後も胸に留めておきたいと思います。
- 研修を通して、ChatGPTは検索だけでなく、画像・動画、HTML、Excel関数の生成ができることを初めて知りました。関数や翻訳など、今すぐにでも業務に活かせる機能があり大変驚いています。業務のみならずプライベートでも活用していきたいと思います。
- 人間による最終チェックが必要な点もありますが、部分的に生成AIに頼ることで作業負担が軽減され、作業効率が上がりますし、何より気持ちが楽になると感じました。
※一部抜粋
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