高級革靴メーカーマドラスが変革へ第一歩
まずは時間を取って興味を持ってもらうことが大切


マドラス株式会社
取締役本部長
岩田敏臣様
マドラス株式会社は、1921年創業の老舗革靴メーカー。日本人に合った本物の履き心地を追求し、特許取得済のインソール「metaインソール」を搭載したシューズをリカバリーシューズとして打ち出している。近年は、デジタル技術を活用して実店舗とECを連携し、OMO推進など積極的にDX推進に取り組んでいる。
研修データ
- 研修内容
- DX研修
- 受講者
- 様々な階層の社員100名
- 研修の目的
- 社員のデジタルリテラシー向上
- 課題
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- EC部門と実店舗のメンバーの間で、デジタルに対する知識の差があった
- デジタル化を進める中で、社員全体のDXへの理解を高める必要があった
- 解決策
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- インターネット・アカデミーへDX研修を依頼
- 成果
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- 双方向的な講義を通して、受講生のDXへの知識を深められることができた
- 各社員のDXへの認識や意識を可視化できた
マドラス株式会社では、EC部門と実店舗・他部門メンバーの間で、デジタルに関する知識の習熟度に差があることが課題だった。データの可視化を進める中で部門問わずDXへの理解を深めてもらう必要性を感じ、全社員のデジタルリテラシー向上を目指してインターネット・アカデミーへのDX研修の依頼を決断した。DX推進の責任者であり、実際に研修を受講した岩田様へ、研修の経緯や感想についてお話を伺った。
研修実施の経緯
社員のデジタルリテラシー大きな差
知識の全社最適を実現してDX推進へ

― 業務内容をお聞かせください。
取締役本部長として、EC事業を軸に社内のDX推進を行っています。2019年頃から、ECリニューアルプロジェクトをきっかけに、POSや物流、WMS(倉庫管理システム)、社内グループウェアの刷新など複数のプロジェクトを責任者として横断的に担当してきました。現在は個別最適ではなく全社最適を目指し、社内のデジタル変革を推し進めています。
― 研修実施前に課題としていたことを教えてください。
EC部門のメンバーとそれ以外のメンバーとの間にデジタルリテラシーのギャップがあり、EC部門のアクションに対しての理解が得られないという状況がありました。例えば、ECサイトに実店舗のスタッフのコーディネート写真を掲載すると、その写真を見たお客様が実店舗に足を運んだり、あるいはそのままECで購入したりという結果が出てきます。しかし、その仕組みや考え方がなかなか理解されませんでした。現在、BIツールの導入などを通して社内の数字を見える化するプロジェクトを進めています。DXを推進するにあたり、社員間のデジタルリテラシーの差は大きな課題でした。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
デジタル教える専門家の指導力に期待
双方向性の授業が知識を深めるのに役立った

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
BIツールを導入するにあたって、私たちが意義や活用方法について説明しても、理解できる人とそうでない人がいました。デジタルの仕組みという部分を最初から伝えるには、外部のITを教える専門家に説明していただいた方が習得しやすいのではないかと思い、インターネット・アカデミーに研修を依頼しました。加えて、研修に助成金が適用されるという点も選んだ理由の一つです。
― 研修の感想をお聞かせください。
講師の方のインタラクティブな進め方が優れていて、大変良い授業だと思いました。受講者は様々な会話を通して知識を深められたと思います。私ももっと質問したかったです。
研修が終わった後、社員が私に「今まで時間をかけていた業務が、ChatGPTを使ったところ1時間で終えられました」と報告をしてくれました。研修で学んだことをすぐにアクションへつなげてくれたことに大変ありがたく思いましたが、そのアクションにはセキュリティへの意識が薄かったりするのでモヤモヤも残りました。ITリテラシーは上がりました。しかしそれを個人の範囲で終わらせるのではなく、「全社で使えるかどうか」という全社最適の視点で考えられるようになってほしい。それが次のステップです。
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予算内での効率的な研修から、実務に沿った研修まで
インターネット・アカデミーのオーダーメイド研修
研修の成果と今後
コツコツ学び、考え方をアップデートし続け
全社最適で課題を解決できるDX人材へ

― 研修で新たに感じた課題をお聞かせください。
今は様々なデジタルツールがありますが、それらが本当に売上上昇に貢献するのかと言えば、結局は運用者次第です。そこをどうやって活用できる仕組みにするかがマネジメント側の力だと思います。だから経営陣の「どれだけ投資を回収したのか」という視点は最終的にリテラシーへ繋がると考えています。今後デジタルとかAIとかを活用するにあたって、この部分は社内で認識を一致させないといけない部分だと研修を通じて改めて感じました。各個人のリテラシーを上げることによって、気づきを得ることができるという点もあります。ただ、リテラシーが上がればChatGPTを活用できるようになるかもしれませんが、全社最適で使えるようになるかということとはまた別です。難しい課題だと感じています。
― 今後のデジタル育成や戦略について教えてください。
リテラシーを上げるには、新しい知識や本質的な理論に触れ続けて、常に学び、考え方をアップデートしていかないといけません。アップデートし続けて初めて、課題に対してデジタルやAIでの解決方法を考えられると思います。デジタルやAIを使うだけでなく課題の解決方法までを考えられるようになるには、学びをこれっきりで終わらせないことです。デジタルは一夜漬けで何とかなる問題ではなく、コツコツ学ばないと身につきません。創業104年の当社の歴史も、先人たちの努力の積み重ねによって築かれたものです。デジタルも同じく、使っている人間一人ひとりの積み重ねによって拓かれるのだと思います。
受講生のコメントの一部
- チャットGPTを使用して、議事録の時間等を短縮すること、海外との話し合いで言語の壁を無くすこと、などができるようになりました。生成AIを使用すれば、データをまとめる時にどこに問題があるのか見えやすくなると分かりました。活用していきます。
- BPRと聞いても、具体的に自分の業務へどう落とし込むかまでを腹落ちしていませんでしたが、研修で「そういうことか!」と鮮明になりました。これまで自分で考えて失敗してきた業務改善で何が不足していたのかがよくわかりました。宿題もあり、次回の研修に向けて考える時間ができて良いです。
- 色々な企業様、特に同じ小売業のDX導入事例が興味深かったです。消費者の方が商品に興味を持ってくれるために、弊社でもアイデア出しと実践をしないといけないと感じました。最後のワークで他部署の社員が何を課題と思っているかを知ることができたのも成果です。
- 考える時間があると、近くの人と話し合いながら進められるので問題点の洗い出しにも有効でした。講師の方が要所要所で課題で悩んでいることの解決方法の紹介やおさらいを入れてもらえるのも良かったです。
※一部抜粋
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