企業ドクターとして様々な課題を解決するフォーバルが
実業務に沿ったBPR研修で業務の改善・成果向上へ


株式会社フォーバル
BRMC事業本部GDX推進統括部 リーダー 阪倉様
管理本部事業管理部 アソシエイト 齋藤様
株式会社フォーバルは中小企業を中心に事業化コンサルティングなどを行う。「フォーバル」の名は「For Social Value」(社会価値を創出する)を由来としており、『「新しいあたりまえ」で、新しい世界を創る』を理念に掲げ、さまざまなサービスを他社に先んじて提供してきた。現在は経営支援に重きを置いた実践型のコンサルティングサービスで、中小企業を中心にESG経営を可視化伴走型で支援する「企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」として活動している。
研修データ
- 研修内容
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- 中小企業様向けのコンサルティング力育成研修(業務プロセス改革(BPR)/Power Automate Desktop)
- 受講者
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- 受講を立候補した若手社員 5名
- 研修の目的
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- エンドユーザー様へのDX支援の知識を整理してコンサルティングに活かす
- バックヤード業務のマニュアル化
- 課題
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- DX推進や業務効率化の支援において、現場で培ってきた経験をベースにサポートしていた
- 属人化している業務がありながら、マニュアル化が進まなかった
- 解決策
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- 知識のインプットに加えワークによるアウトプットも実施する研修で、自社の課題の解決につながる動き方を身につける
- 成果
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- 受講者がBPRへの理解を深めたことで、商談時のDX推進の話題に説得力と深みが増した
- マニュアルの作成方法を変え、様々な階層の方の意見を取り入れるようになった
株式会社フォーバルでは人材育成の取り組みとして、業務に直結する推奨資格の設定や、経営計画やプレスリリース、IRニュースに関する社内確認テストを実施するなどしてきた。一方で、それらの育成方法がインプット中心となるため、アウトプットを行うことで実践力を養う機会が必要と感じていた。その課題を解決すべく、インターネット・アカデミーでワークを重視した研修を実施。今回は、受講された社員の方々に研修の感想や実業務への効果などのお話を伺った。
研修実施の経緯
課題は経験に頼った営業や業務の属人化
実務に活かせる研修で解決したい

― 阪倉様、齋藤様の業務内容を教えてください。

OA機器販売企業様の事業コンサルティングを担当しております。パートナー企業の方と渉外活動に同行し、エンドユーザーの方々に向けてDX支援を行っています。

私は、営業からの依頼で集計や資料作成をしたり、お客様からの問い合わせ対応をしたりするバックヤード業務を担当しています。
― 研修実施前に課題としていたことを教えてください。

エンドユーザー様のDX推進や業務効率化の支援にあたり、今までは現場で培ってきた経験をもとに行っていました。一方で、自分自身の経験だけでなく、新たに他社事例などのノウハウを学び知識を整理して、パートナー企業様、エンドユーザー様に貢献したいという思いがありました。

かねてから、特定の人でないとわからない仕事や、業務でマニュアル化されていない部分があると感じることがありました。そのような状況を改善しようとチーム内で何回も取り組んできましたが、なかなかうまくいきませんでした。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
学習したことをワークで実践し
実業務でどう活かせるかまでを学べる

― 研修を実施するにあたって期待していたことを教えてください。

当社は業務に直接活かせるような資格取得の奨励や、社内テストを実施するなど、インプット系の学習をする機会は多くあります。ところがインプットしたものをアウトプットする場があまりなく、学んだ知識をいきなりお客様先で実践ということもありました。そのため経験を積めるワークのある研修を受けたいと考えていました。

属人化といった課題に直接活かせるような、実際の業務にどう落とし込むかのイメージがつきやすい研修を希望していました。座学に加えてワークも多めのカリキュラムで、学んだことをアウトプットできる研修です。
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

インターネット・アカデミーの研修は、単に説明を受けるだけではなく、参加者全員が課題に対してディスカッションするワークもあるカリキュラムでした。研修では学んだ知識を実際の業務でどのように活かすかまでを考えることができて非常に良いと思いました。

インターネット・アカデミーは研修を実施するにあたって出てきた疑問や要望にもすぐに対応していただけました。スピードが早く、説明も非常に分かりやすかったので、安心感を持って研修を受けられました。
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予算内での効率的な研修から、実務に沿った研修まで
インターネット・アカデミーのオーダーメイド研修
研修の成果と今後
業務で早速学んだ内容を実践
これからも学び続け成長したい

― 研修の感想をお聞かせください。

今回の研修を受けて、業務を見つめなおして問題点を抽出し、優先順位をつけるといった進め方、その影響度や難易度といった内容には大変多くの学びがありました。また、DX推進にあたり、ご担当者や決裁者の方が、現場へどう伝えれば協力を得られやすいのかといったコミュニケーション法なども勉強になりました。研修後、商談の機会がすでに何回かありましたが、お客様も私の説明に以前よりも深く納得されていると感じます。研修を受けてよかったと思います。

業務マニュアルの作成を進めるためには、いろいろな階層の方から意見をいただくことが重要だと今回の研修で学びました。今まではマニュアルを作成してそのまま展開していましたが、事前に現場の方の意見を必ず貰うようフローを変更しました。そうすることで、多角的な視点を取り入れたマニュアルが作れるようになったと感じています。
― 今後、学びたいこと、受けたい研修について教えてください。

当社では人材育成において、「自走式活動」と銘打ち、成長のための学習機会を多く提供しています。たとえば、およそ20種ある資格取得の奨励のほか、コンプライアンス研修やパワーハラスメント研修といった研修も提供しています。さらに決算発表資料をもとにした確認テストなどもあります。
私は新卒で入社したので、今回のような外部の方による研修は、参考になる考え方が多くありました。今後もこのような外部研修の機会をいただきながら、もちろん自分でも学びの機会を探しながら、積極的に学習して成長していきたいです。

コールセンター業務を担当されている方には、パソコン関連の問い合わせで遠隔操作をすることもあるため、マイクロソフト系の資格などを取得されている方も多くいます。バックヤード業務は営業の方から依頼された仕事の先にいるパートナー様と間接的に関わることができる仕事です。私たちの業務が中小企業のパートナー様やその先にいらっしゃるエンドユーザー様に貢献できる仕事になるように学習し、仕事に携わっていきます。
受講生のコメントの一部
- BPRについて大まかな流れは理解しているつもりでしたが、具体的な進め方の部分で、新たな気づきがあったので良かったと思います。
- 会社で実際に行っている業務に当てはめてのワークだったので、イメージがつきやすかったです。持ち帰り、活用できるように次回以降も取り組んでいきたいです。
- 今まで業務フロー関連は研修を受けた事がなかったので勉強になりました。ワークで話した内容を具体的に業務で進めます。
- 実際の業務で作成したフローについても、違う視点からフィードバックをもらえたのでよかったです。業務に生かせるように、再度見直しを行っていきたいです。
※一部抜粋
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BPRを進めるための流れや、改革すべき業務を決めるための考え方などを学習したうえで、実際の業務プロセス改革の実践に取り組みます。演習では、業務フロー図の作成や課題の洗い出し、実行プランと検証方法の設定などを行いますので、研修内容がそのまま自部署の業務改革に役立ちます。
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基本的な操作方法を学習したうえで、Excelの転記作業や請求書作成、ブラウザの操作やメール送信などを自動化する演習を通じて、実務で役立つ機能のつくりかたを学びます。演習では自分の業務で自動化できる作業を洗い出し、業務効率化を実現するためのアイデアを出しますので、研修後、すぐに自分の業務を効率化する機能をつくれるようになります。
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