人材開発助成金活用&公開講座でコスト削減しつつ
満足度高い新入社員向けエンジニア研修を実現
株式会社グリームオーブ DXソリューション第1ビジネスUNIT瀧澤榛花様
Webサイト、スマートフォンアプリの開発にとどまらず、技術支援やディレクションなど、Webに関する幅広いサービスを提供する株式会社グリームオーブ。「従業員の満足度が高いからこそ、顧客へのパフォーマンスが最大化される」という考えから、「従業員第一・顧客第二」主義という理念を掲げている。ミッションは、顧客を「世界唯一の存在、世界唯一の企業」として持続的に成長させること。顧客との要望に寄り添いながら、チーム体制で安定したサービスを提供できることが強み。
研修データ
- 研修内容
- 新入社員向けエンジニア研修(Vue.js、Laravel、Git、Linux、Docker、AWS等)
- 受講者
- 新入社員
- 研修の目的
- 未経験の新入社員が、開発のために必要な知識を幅広く身につける
- 課題
-
- 開発未経験の新入社員に対する充実した研修を社内で実施することが難しい
- 助成金を活用して研修を実施したい
- 解決策
-
- 開発に関する専門的なカリキュラム研修が充実しているインターネット・アカデミーに、オープン講座で研修を依頼
- 成果
-
- Vue.jsやLaravel、Linuxなど、エンジニアとして開発に必要な知識に幅広く触れることができた。
- 申請のサポートを受けながら助成金を活用して研修を実施できた。
グリームオーブは、開発を担うエンジニアを育成するために2022年からエンジニアの新卒採用にも力を入れ始めた。新入社員の中には開発の経験がない社員も含まれているため、基礎から専門までの知識を網羅的に学ぶことのできる研修を実施したいと考えていたが、内製は難しいと判断し、インターネット・アカデミーにエンジニア研修を依頼することに決めたという。研修機関選定のポイントや感想について、システムエンジニアと研修担当者を兼任する瀧澤様にお話を伺った。
研修実施の経緯
開発未経験の新卒社員に
充実したエンジニア育成の研修を実施したい
― 瀧澤様の業務内容をお聞かせください。
普段はシステムエンジニアとして、ReactやVue.js、Node.js、AWSを使ったWebアプリケーション開発業務を行っています。また、社内の管理部門業務の一部を兼務し、新人研修の運営なども行っています。
今回研修を受講した3名のメンバーは、4月に新卒で入社し、インターネット・アカデミーの研修を受講後、6月にはシステムエンジニア職に配属されて勤務を開始しています。
― 研修実施に至るまでの経緯についてお聞かせください。
Web開発を得意とする当社が、システムエンジニア職の新卒採用に踏み切ってから今年で2年目になります。入社予定のメンバーに開発未経験者も含まれていることを踏まえ、研修体制を充実させることを検討していました。理想として考えていたのは、実案件へのアサイン前に一定のOFF-JT期間を設け、基礎的なITリテラシーやWeb開発を一通り触って学び、スキルを身につけるというものです。
しかし、そのような充実した研修を一から内製で行うのは、ノウハウの面でも人的リソースの面でもなかなか難しいと判断したため、外部の研修サービスを利用することに決めました。
また、新入社員の受け入れを始めた初年度に利用した研修機関では、政府の「人材開発支援助成金」が活用できず、さらには翌年、研修サービスの提供が終了するという事態が起こりました。これまでの研修機関に代わるサービスを早急に探さなければならない中、インターネット・アカデミーを見つけ、お願いすることに決めました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
助成金サポートに加えVue.js等の開発専門知識を学べる
細かな条件も全て満たす唯一の研修機関
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
当社が設定した選定条件を全て満たす教育機関だったためです。
選定条件の優先事項は、「フルリモートで受講可能か」という点を必須条件にしていました。
- グリームオーブ様の研修機関選定の基準
-
- フルリモートワークに対応
- 基本的なITリテラシーやWebスキルの学習ができる
- システム開発のプロジェクトを疑似体験できるような開発演習ができる
- 受講者の立場で研修全体の流れがわかりやすいか
- 関連する授業が飛び飛びにならないような適切なスケジュールであること
カリキュラムに関しては、Vue.jsやLaravel、さらにはGitやLinux、Docker、AWSまでも扱ってくださることも魅力的でした。これらの研修を実施していただける機関は稀少なので、ありがたかったです。
さらには、日報や出欠確認に加え、研修の担当講師の方が質問に答えてくれるなど、受講生や研修担当者へのサポートも充実していたことも決め手の一つです。他にも、費用に関しても希望に柔軟に対応していただきました。他社と合同で受講するオープン講座を選択したことで費用も抑えることができましたし、何より人材開発支援助成金を活用した実績があり、助成金申請のサポートも受けられたことが大きかったです。
当社が求めるカリキュラムや費用感はかなり「ワガママな」お願いだったかと思いますが、網羅的に叶うようにと柔軟にご提案をしてくださったので、大変魅力を感じました。
― 実際に研修を実施してみていかがでしたか。
様々なカリキュラムのオープン講座が用意されていたことで、弊社のように少人数の受講者でも、費用を抑えながらも非常に質が高く、学びたいことを満足に学べる研修カリキュラムを組むことができました。また、問合せに対しても迅速に、そして柔軟にご対応くださり、本当に助かりました。
受講者からは、「Webの開発技術に幅広く触れることができた」という意見や、「講師と受講者、担当者間のコミュニケーション手段が簡便で対応しやすかった」との感想がありました。フルリモートでの受講でしたが、受講管理システムのLMSをはじめ、SlackやZoomなどのWebツールを通じて、質疑応答などのコミュニケーションをとることで学びを深めることができたようです。
-
さまざまなテーマのオープン講座から好きな講座を選んで受講ができます
インターネット・アカデミーのオープン講座はこちら
研修の成果と今後
SEは未知と向き合う職業だからこそ
学んだことを自身の軸となるスキルに育ててほしい
―受講者に対する将来への期待について教えてください。
私たちもSEの先輩として、たった数ヶ月の新人研修で身につけられる内容には限度があるとわかっています。ですので、「新人研修で一人前のエンジニアになって帰ってこい!」などとは全く思っていません。むしろ、研修では幅広い内容に触れて、概要レベルでもよいのでそれぞれのイメージをつかんでもらえれば、研修の目標は達成できたと考えているほどです。
受講生には、今回の研修でたくさんの技術の入門編を学んでもらいました。配属されて1、2年後、何かひとつでもいいので、自分の軸となるスキルを身につけていってもらえたら嬉しく思います。
― 人材育成にかける想いについて教えてください。
現在、弊社は社員に対する学びの環境整備がまだまだ発展途上の段階です。これからは、新人研修だけでなく、社員がその時々に学びたいことを学べるような環境を整えていきたいと考えています。
SEという職業は、いくつになっても未知と向き合うことの連続です。実際、新卒で入社したメンバーは今回の研修の中でもたくさんの未知と出会い、悩み、奮闘したと思います。この経験を糧に、この先の困難にも挫けず、自身のスキルやキャリアを磨き上げていってほしいと思います。
受講生のコメントの一部
- 今回チームでの開発を経験し、必死で調べたり聞いたりしたことは非常に良い経験になりました。
- 自力で調べながらコードを打つことができ、きちんと動作させることができました。この経験を生かして、もっと頑張ろうと思いました。
- 解説と実践のバランスが良く、知識が身につく実感があった。
- PHPもHTMLと同じくコードを調べながら書いていくものだと知り、苦手意識を持たずに講義を聞くことができました。
※一部抜粋
関連するIT研修
-
Vue.js研修
Vue.jsを活用することで、ユーザーアクションに連動するリッチな画面表現を行う処理などを、少ないコード量で簡単に導入することができます。
-
Web&Vagrant、Docker研修
最速で開発環境を用意するために、仮想化技術である「Docker」および「Vagrant」のスキル習得は有効です。作業者同士で開発環境に微妙な差異が発生することを防ぐこともできます。
-
サーバー講座
この講座では、「Linux」の基礎からサーバーの構築、パケットフィルタリングやログ管理などの実践的な運用まで、現場で欠かせない技術を体系的に学習します。
-
AWS研修
AWS研修では、AWSのサービスや機能の使い方などを演習しながら学習します。エンジニアなどAWSを業務で扱う方はもちろん、ベンダーをマネジメントする立場の方向けのカスタマイズもできます。
研修事例の情報提供&ご相談
研修事例の紹介から人材育成計画のご相談まで、IT人材育成に精通したコンサルタントにさまざまな相談をしていただけます。お気軽にご相談ください。
- 人材育成計画を立てるうえで、とりあえず話を聞きたい
- 他社のIT人材育成の事例を詳しく知りたい
- 助成金を使ってIT研修の費用を抑えたい