北海道の商社が実施したITリテラシー研修
事業展開等リスキリング支援助成金を活用してDX化推進
![新栄プラント株式会社](images/case142_main.jpg)
![新栄プラント株式会社](images/case142_thumb.jpg)
新栄プラント株式会社 総務部 ご担当者様
北海道に本社を構える新栄プラントは、昭和47年の創業以来、油圧機器、食品関連機器等の「創造技術型商社」として道内企業の支援を続けてきた。「小さくともダイヤモンドのように 常に光輝く企業たれ」という理念を掲げ、顧客の利益向上に貢献すべく、現場目線の提案力や高い知識と技術力を活かして進化を続けている。設計や製作に関する提案も行えることが強み。
研修データ
- 研修内容
- 体系的に学ぶITリテラシー研修
- 受講者
- DX推進に関わる社員
- 研修の目的
-
- ITリテラシーを学び、セキュリティも同時に強化する
- DX推進のための知識を身につける
- 課題
-
- ITリテラシーやセキュリティについて体系的に学ぶ機会の不足
- DX化を進めていくために知識を身につける必要があった
- 解決策
-
- オンラインでも手厚く、要望に沿った研修を実施できると考え、インターネット・アカデミーに研修を依頼
- 成果
-
- セキュリティやDX推進のための基礎知識を固めることができた
- 助成金を活用して費用をおさえて研修を実施することができた
新栄プラント株式会社では、DXを推進していくにあたり基礎知識の習得を急務に感じていたという。そのためにはITリテラシーやセキュリティから学ぶ必要があると考え、オンラインでも受講が可能なインターネット・アカデミーに研修の実施を依頼。助成金を活用して研修を実施した感想や成果、そして今後の人材育成にかける想いついて、研修ご担当者様にお話をうかがった。
研修実施の経緯
目的は「自社の現状を見つめ直す」
ヒヤリハットの経験からセキュリティも強化したい
― ご担当者様の業務内容をお聞かせください。
総務・経理・採用など、幅広く担当しています。社内のインフラの整備や社内システムの保守運用、さらには社屋の設備管理なども行っています。
![新栄プラント株式会社](images/case142_pic01.jpg)
― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。
PC使用率は高いのですが、ITリテラシーやセキュリティについて学ぶ場を設けていなかったため、コンピューターウイルス感染などのセキュリティリスクが高いように感じていました。 私自身、数年前のことではありますが、実際にセキュリティに関するヒヤリハットを経験したこともあります。
セキュリティやリテラシーについて学んだり、ツールを導入したりする必要があると分かっていながらも、いざ検討してみるとハードルが高く感じたり、面倒さがあったりして、なかなか踏み切ることができませんでした。
しかし、DX化にあたってITリテラシーを高めていなければ、問題が起きた際にも対処することができず推進に影響が出てしまいます。DX化をスムーズに進めるため、そして、社内に有識者を増やすため、研修を依頼して知識を習得することに決めました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
オンラインでも手厚く柔軟に対応
助成金活用もサポートしてもらえた
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
![新栄プラント株式会社](images/case142_pic03.jpg)
対面で受講できるように北海道内のIT研修機関を探していたのですが、場所や金額がネックになることが多くありました。インターネット・アカデミーでは、オンラインでも手厚く研修を実施していただけると分かり、金額も納得感があったので、それが決め手になりました。
また、当社の要望に合わせた独自のカリキュラムや、日程調整の柔軟性もありがたかったです。さらには助成金申請にもご協力いただき、非常に助かりました。
― 実際に研修を実施してみていかがでしたか。
DX化について、言葉では知っていても実体をよく理解できていなかった受講者もいたのですが、研修後にはDX化がどういったものなのかを理解することができました。現場でDXをどのように活用できるかのアイディアが出たり、セキュリティ面や今後の潮流を鑑みてどうしていくのがベストかを考えるきっかけになったりもして、DX化のための知識の土台が固まったように思います。
また、PC上のセキュリティ対策だけではなく、デスク上・事務所上のセキュリティについても学べました。この知識が今後のDX化に繋がっていくと感じています。今回学習した知識を知っていなければDX化を進めていくことは難しいと思うので、非常に価値のある機会でした。
研修の成果と今後
学んだ知識が社内に浸透しDXをチームで進められるように
![新栄プラント株式会社](images/case142_pic02.jpg)
―研修後、実感されている効果について教えてください。
インボイス制度や電帳法など法律の改正といった状況も後押しになり、徐々に社内のDXを進めることができています。さらに、ICカードを使用した複合機の運用開始や、NASをデータ共有するものだけではなく、様々な機能の使用検討など、知識の幅が増えたことで他メンバーにもツール導入の意義を伝えやすくなりました。研修で学んだ内容が会社全体に浸透していっている感触も得られています。
また、一緒に受講したメンバーの理解もあるため、DX化をチームで進めていけるようになったことも大きな成果です。
―今後の人材育成にかける想いについて教えてください。
今回の研修で、DX化のために最低限知っておくべき知識を学ぶことができました。
今回学んだことは、特に入社間もない新入社員のメンバーに伝えていく必要があると思っています。
また、会社全体でも万が一のリスクに関しては認識を揃えておくことが必要だと分かりました。このような研修を受講することで、DXに関する考え方や扱い方、慎重さなどが大幅に変化すると思うので、今後も積極的に学ぶ機会を設けたいです。
受講生のコメントの一部
- 難しい内容ではありましたがこれからの社会で必要な知識が沢山詰まった研修でした。具体例やアドバイスなどを多く紹介していただけたのがわかりやすかったです。
- 企業全体として変化していくことへの課題を感じました。データや数字で提示してみる等、アドバイスが聞けて有難かったです。
- これまでの就業経験で、セキュリティの研修を多く受けて来ましたが、具体的な言語の意味などを深く学ぶことが出来ました。身近にも被害があったりするので、社員全員にも知ってほしいと思いました。
- セキュリティにおいては、どんなに強固にしても、使い手のリテラシーが低ければ意味がないと強く感じました。サイバー攻撃の種類を知る、どういったことに気を付けなければいけないのかなど、使い手全員が知らなければいけないと分かりました。
※一部抜粋
関連するIT研修
-
ITリテラシー研修
あらゆる職種で必要となるITの基本的な知識を体系的に学ぶことができるため、ITベンダーとの打ち合わせの質を高める、ITツールのさまざま機能を活用できるようになる、社員による情報漏洩リスクを提言するなどの効果が期待できます。
-
DX研修
DX化を成功させるためは、全社員がITリテラシーを身につける必要があります。DX研修では、DXの基礎や潮流から技術的な知識まで学習し、企業のDX化を支援します。
-
ITリテラシー&セキュリティ向上研修
ITリテラシー&セキュリティ向上研修では、サイバー攻撃やセキュリティについての基礎知識を身につけることで情報漏洩のリスクを低減することができます。
研修事例の情報提供&ご相談
研修事例の紹介から人材育成計画のご相談まで、IT人材育成に精通したコンサルタントにさまざまな相談をしていただけます。お気軽にご相談ください。
- 人材育成計画を立てるうえで、とりあえず話を聞きたい
- 他社のIT人材育成の事例を詳しく知りたい
- 助成金を使ってIT研修の費用を抑えたい