セガサミーが実際の課題でデータ利活用研修を実施
業務に即した内容で研修後の自走をサポート
セガサミーホールディングス株式会社 ITソリューション本部 IT推進支援部 村瀬征岐 様
セガサミーホールディングス株式会社は2004年に株式会社セガとサミー株式会社が経営統合し、セガサミーグループの持株会社として誕生した。同社が経営管理するセガサミーグループはエンタテインメントコンテンツ事業や遊技機事業、リゾート事業を軸に、国内43社、海外40社で事業を展開しており、クレーンゲームのUFOキャッチャー®をはじめ多様な世代に受け入れられているエンタテインメントを提供している。
研修データ
- 研修内容
- オリジナルデータ利活用研修
(Excel、Power BI、Power Automate、課題設定ワーク、データ利活用実践) - 受講者
- セガサミーグループ社員35人
- 研修の目的
- 自社の課題で研修を実施することで、研修で学んだ内容を業務へいかしやすくする。
- 課題
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- 単発の研修では学んだ知識やスキルを業務に反映することが難しかった
- 解決策
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- 実際の業務の課題を解決するというストーリーを持った研修を実施した
- 成果
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- 知識やスキルのインプットに終わらず、学んだ内容を業務へいかすべく、研修後に自走できる参加者が多くなった
セガサミーホールディングス株式会社では、様々なITに関する研修を行っているが、研修の内容を実務に生かすことがなかなかできないことが課題だった。その課題を解決するため、実際の業務課題をテーマにした研修をインターネット・アカデミーに依頼。研修機関選定の基準や研修後の成果などを、ITソリューション本部の村瀬様に伺った。
研修実施の経緯
研修で得た知識を実務へ活かせないことが課題
自走する部分までサポートできる研修をしたかった
― 村瀬様の業務内容について教えてください。
社内でデータ基盤の構築やAIなどのシステムを新しく導入しようとする際、なぜそれを導入しなければいけないか、使いこなすにはどうすればいいのかという利用者側の疑問を解決していくことが役割のひとつです。システムやソリューションは使ってもらって初めて価値を発揮するので、導入するための動機づけや、使用することによる有用性の説明、研修の企画などを行っています。
― 今まではどのような研修を行っていらっしゃったのでしょうか。
例えばTeamsの便利な使い方とか、Excelのマクロ作成方法とか、1本60分の短い研修を単発で年間何十本というペースで実施してきました。そのような短時間で手軽に実施できる研修も大切ですが、一方で自分たちの仕事に即座に活かすのは難しい面があると感じていました。
研修で考え方や使い方をインプットしても、研修後に自走していかないと職場の何かを変えることはできません。そこで、実際の業務上の課題を考えて学んだことを当てはめてみて、壁打ちして持って帰るというような研修をやってみたくて、いろんな会社さんに相談をした、というのが研修実施の経緯です。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
多彩なカリキュラムをもとにしたカスタマイズと
スピード感ある対応で求める研修内容にマッチ
― 今回の研修を行う際に条件としていたことを教えてください。
今回は研修後に自分たちでデータ利活用ができるようになることをゴールにおいていました。そのため、ExcelやPower BI、Power Autometeなどのツールを学習して終わりではなく、それぞれのアプリケーションでデータ利活用に必要な部分を絞り込み、組み合わせ、繋げ、業務に近い内容へと調整していただける研修機関であることが条件でした。
― インターネット・アカデミーを研修先に選んだ理由を教えてください。
「データ利活用というテーマで、ストーリー性を持たせた研修にしたい」という私たちの希望に対して「できます」と回答した企業様は多かったのですが、その場合時間や金額の面でコストがかかってしまうことがネックでした。
そのような中で、インターネット・アカデミーは多様な研修カリキュラムのなかからデータ利活用に必要な部分を抽出して、私達の求めるものにマッチしたカリキュラムを作成してくださいました。さらにラインナップが豊富だからか、私たちの考える内容へと調整する際のコミュニケーションも短時間で対応していただけたことも、決め手のひとつでした。
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予算内での効率的な研修から、実務に沿った研修まで
インターネット・アカデミーのオーダーメイド研修
研修の成果と今後
データ利活用で業務課題解決を目指すというストーリーが
研修終了後の受講者たちを自走へとつなげられた
―グループワークは実際の業務課題をもとに進行しましたが、いかがでしたか。
テーマが実際の業務課題であった分、正解がなくグループによっては時間内に解決できない可能性もあるのではと考えていました。そのような難しさがある中で、講師の方は各グループに寄り添い、解決へ向かう道標を作ってくれました。グループワーク中に放っておかれていると感じさせることもなく、安心感があり、全編を通して丁寧に指導して頂いた印象があります。
業務課題の解決方法は、自分たちだけで考えていると、他の発想はなかなか思い浮かばないものです。グループワークの最中、メンバーたちが悩んでいる時に「こういうケースもありますよ」と、講師の方は課題解決の糸口となる事例やアイディアを豊富に伝えてくれました。
―研修を終えての感想を教えてください
受講者の中にはPower BIやPower
Automateを触ったことがないというメンバーもいたのですが、今回の研修で自分の業務と紐付けながら実際の操作を体験できて操作に慣れるというところまではいくことができたのではないかと思います。
感想を聞いても、今後も活用していきたい、学んだことをやってみていますという声が聞こえてきています。
今回の研修を通じてデータ利活用に関する種をまき、芽が出るところまではいけたのではないかと思います。その理由は最初からリアルな形での課題設定ができたことが大きいと思います。研修の内容が業務に近かったからこそ、受講された方たちも最速で次のステップへ向かうことができたと思います。研修後も自走している人が多く生まれている感触があります。
今回の研修は、インターネット・アカデミーが多数持つ研修のカリキュラムから様々な部分を抽出することによって形にすることができました。恐らくAIとか他のテーマでお願いしても、同じように私たちの希望に沿った研修カリキュラムができるのだろうと信頼しています。今後も機会があれば相談して、社員の皆様が自立できる研修を行っていきたいです。
受講生のコメントの一部
- 実践部分では、自動化について、課題はありつつもなんとか形になったので、よかったと感じています。部署でも自動化のニーズが高いため、今回学んだことを活かしていきたいと思います。
- 課題設定が難しいと感じていましたが、わかりやすい説明だったため、イメージをつかむことができました。データの抽出の方法などについても、学ぶことができ、データの分析で気を付けるべきことなども理解することができました。
- 「Power Automate」がどのようなことが出来るのかもわからないまま、説明を聞きながら、初めて操作しましたが、自身の担当業務で活用したく、教えていただいたこと、テキストを参考に、実用化に向けて動いていきたいと思います。
- 説明のスピード感や、都度作業状況の確認を丁寧にしていただいたため、置いて行かれることなく安心して受講できました。また、躓きやすい所や、システムとしてエラーがでやすい部分を教えて頂けたので分かりやすかったです。
※一部抜粋
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