多様な事業領域でビジネスサポートを担うホンダグループ会社が
自社専用eラーニング研修でPC/Officeの基礎知識習得
ホンダ開発株式会社
総務部人事課
課長 橋本成司様
ホンダグループの福利厚生の充実を目的とし、本田技研工業の子会社第1号として設立されたホンダ開発株式会社。昭和34年の創業以来、Hondaの発展とともに業容を拡大してきた。「わたしたちは、豊かな感性を持ち、お客さまの満足のために、質の高い商品・サービスを提供することに全力を尽くす。」という社是のもと、暮らしや仕事に関する高品質のサービスを、グループ従業員以外の顧客にも提供している。それぞれの分野の専門家が、顧客のニーズに合わせてトータルにサポートできることが強み。
研修データ
- 研修内容
- 1)経営層向けDX研修
2)ITリテラシー向上のための全社員向け動画
3)eラーニングのIT基礎教育プログラム(PC/Office基礎) - 受講対象
- 1)経営層
2)全社員 - 研修の目的
- 1)DX知識を経営層に浸透させること
2)IT化を促進していくという会社の方針の伝播
3)全社的なリテラシー知識の底上げ
- 課題
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- 全社的なITリテラシーの不足
- DX推進を全社的に進めていきたい
- 解決策
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- インターネット・アカデミーに経営層向けDX研修と社内ツールIT活用動画、IT教育基礎プログラムを依頼
- 成果
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- 経営層がDX推進の必要性などについての認識を合わせることができた
- 研修を受講した社員についてはITリテラシー向上を図ることができた
新型コロナウイルス蔓延による影響を受け、これからの会社の在り方を考えた際、DX促進の必要性を感じたホンダ開発。DXを推進するにあたり、経営層をはじめ全社員のITリテラシー向上が急務であると判断し、インターネット・アカデミーの研修を実施することを決めた。まずは経営層向けにDX研修を実施し、その後、全社員向けのITリテラシーを底上げするため、自社専用として開発されたeラーニングでのIT基礎教育プログラムを受講。研修の実施を決めた総務部人事課の橋本様に、研修の感想や今後のデジタル化と人材育成にかける想いを伺った。
研修実施の経緯
DX推進とITリテラシーの底上げが急務
― 総務部人事課での業務内容をお聞かせください。
私たち総務部は、人材の採用・教育研修を初めとして人材に関わる業務はほとんどカバーしていると言ってもよいかもしれません。もう少し細かいものだと、給与計算や社会保険などの手続き、従業員の入社、退社に関わる手続き、就業規則を初めとする様々な規程の管理、評価処遇や働き方に関わる制度の管理や運用も行い、適宜見直したり、新しい制度を作ったりしています。
― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。
DX研修の実施は、業務効率化だけではなく、世の中のDX推進の波に乗り遅れないようにしなければという課題を感じたことがきっかけです。新型コロナウイルス蔓延の影響で自社の事業も少なからず影響を受け、それをいかに乗り越えていくかということを考える必要がありました。アフターコロナを見据え、自社に何が必要なのかを考えたときに最重要課題として浮上したのがDXでした。これまではIT領域に対する投資や取り組みが弱かったという反省もあり、まずは世間並みのレベルに追いつくところからスタートしなくてはと感じ、研修をお願いするに至りました。
eラーニングでのIT基礎教育プログラムを依頼したのは、ITのシステム、ツールの変化や進化に追従していかなければならないという危機感を持ったことが大きな理由です。最低限のIT基礎知識は全社員に身につけておいてほしいと思っていたこともあり、パソコンの基礎やネットワークの仕組み、セキュリティで気をつけなくてはならないことなど、基本的な知識を学んだ上で、DXに関しても深堀りできるような研修を実施できたらと思っていました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
PCやOfficeに馴染みがない社員にも
楽しんでIT基礎知識を学んでもらえる機会に
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
「DX」や「人材育成」をキーワードに研修機関を探しており、これまで当社が研修を依頼していた企業にも問い合わせていましたが、ITやDXの領域を技術的な測面も踏まえて実施するのは難しいとのことでした。そんな中、インターネット・アカデミーの研修では、実際の現場での経験がある講師から直接授業を受けられることを知りました。単なる知識やスキルだけではなく、ITの現場で培った知識など講師の皆様の経験を踏まえて教えていただけることに期待できたことが大きな決め手でした。
― 研修の感想はいかがでしたでしょうか?
まずは、経営層向けにIT知識の基本的な理解を目的としたDX研修を実施した後、全社員にDX促進を意識づけるためのITリテラシー向上を目的とした動画を作っていただきました。自社専用で作っていただいたことで、DXに対する意識づけをしたり、DXというキーワードを社内に浸透させたりするという点でより効果的だったと感じています。
その後、当社専用のeラーニング教材の開発とインターネット・アカデミーの教育プラットフォームを利用した配信を依頼しました。全社員を対象としたものの、受講率には課題が残る結果となりましたが、ITへの関心が高い社員に対しては、レベルを上げていただく機会が提供できました。
その後、eラーニングを受講していた経営企画室でも、Microsoft社のPower Automate Desktop を使ったRPA研修をインターネット・アカデミーに依頼しております。様々な形で研修の波及効果が出ているようであれば幸いです。
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研修の成果と今後
ポテンシャルのあるメンバーには
さらなる学習機会の提供を
― 受講者に対する将来への期待について教えてください。
全社員のITリテラシーを底上げし、DX化を推進していきたいと思っています。当社では、各部門におけるIT分野の先駆者となる社員を「トップガン」と定義し、そのメンバーの専門性を高めていく取り組みを始めています。トップガンには、ITスキルを高めて、各部門での業務効率化や知識を水平展開してもらうという狙いがあります。まだ開始したばかりですが、研修で培った知識を生かしながら取り組みを進めていきたいと考えています。
― 今後の人材育成にかける想いについて教えてください。
これまでは、社員全員に対して画一的な教育コンテンツを用意し、会社の指示により受講してもらうという研修スタイルでした。今回のeラーニング研修の感想には「発展的な内容についてもっと学びたかった」という声が多かったことも踏まえて、これからはIT学習への意欲を高めることと意欲のある社員に対する研修機会の提供を強化していければと考えています。それぞれの成長につながるような魅力的なプログラムやコンテンツを用意し、自社にいれば自分のやりたい勉強ができて、市場価値を高められると実感してもらえるようにしたいです。だからこそ、社員が勉強したい内容を用意し、「勉強したい」と感じる人が増えるようなコンテンツを導入していきたいと思っています。
次回は、MicrosoftのOutlookやTeamsなど、実際に業務で使っているツールについてさらに知識を深める研修を実施する予定です。業務で毎日使っているツールでも、機能をフルに活かせているメンバーは少ないように思えるため、使いこなせたらどれほど便利かということを学んでもらえる機会になればと思っています。
受講生のコメントの一部
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まずは部門横断的に、アナログ情報をデジタル情報に変換できるものはないか検討し、推進のスタートを切ることが必要だと感じました。
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研修を通じて自分のDXに対する認識が間違っていなかったことがわかり、よかったです。
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日常の実務マネジメントとして、既にDXに近い感覚で取り組んでいる領域もあれば、まだ未着手の領域もあるとあらためて気づいた研修でした。
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事例等を交えた分かりやすい説明で、DXの何たるかが少しずつクリアになってきました。DXの知識/活用力を持った人材を育成・配置することの重要性を強く感じました。
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このような分野をしっかり学ぶ機会がなかったので、とても勉強になりました。
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知っているようで知らなかったインターネットの歴史、専門用語をわかりやすく解説していただけて、大変勉強になりました。
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今、エクセルで名簿管理している案件がありその改廃に工数がかかっていますが、システム化で改善されると思いました。他方で、ROIの観点で進める必要性も強く感じました。
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普段の仕事の中で、毎月同じ内容の集計をしている業務があります。このような業務はRPAを利用し効率化が図れると思いました。また、集計の中で判断が必要な事はAIを活用する事で、より効果が表れると感じました。
DX研修
IT基礎教育プログラム
※一部抜粋
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