シスコ社認定資格のCCNA取得やPython試験に挑む
バッファローが全社的に進める人材育成とは
株式会社バッファロー
総務部人事課課長
渡邊陽祐様
株式会社バッファローは、"BUFFALO"ブランドでIT業界をリードする、パソコン周辺機器・デジタル家電関連機器の総合メーカーである。「つなぐ技術で、あなたに喜びを」をコーポレートステートメントとし、使いやすさと快適さを感じていただける商品及びサービスを提供する。メモリー、ストレージ、ネットワークなどで国内トップ製品を生み出しており、ユーザー視点のモノづくり精神とニーズを具現化する高い技術力、そして自社開発力を強みに、海外の市場からも高い評価を受けている。
研修データ
- 研修内容
- Pythonエンジニア認定試験対策研修
- 受講対象
- 事務系総合職(主に営業)の若手社員
- 研修の目的
- ・データ分析に活用できるスキルを習得する
・Python3エンジニア認定基礎試験の合格
- 課題
-
- データサイエンスを活用するにあたり、若手未経験者にも「Python」のプログラミングスキルを習得させたい
- 解決策
-
- インターネット・アカデミーに、Pythonエンジニア資格取得を目指したデータ分析実践研修を依頼
- 効果
-
- Python3エンジニア認定基礎試験の合格
- データサイエンティストの育成に向けて、土台を作ることができた
バッファローでは、自社の体制としてデータサイエンスを活用した分析や予測を実行していけるような環境づくりが行われている。実際に、新製品の価格決定や需要予測など、マーケティングにデータサイエンスを活用する取り組みをスタート。並行して、海外や国内でのMBA取得、大学でのデータサイエンスコースへの派遣など、全社的な人材育成にも力を入れている。その一環として、若手の未経験者でも機械学習やAIを実務で活用できるよう、インターネット・アカデミーのPythonエンジニア資格取得を目指したデータ分析実践研修を導入。その背景や感想について、総務部人事課課長の渡邊様にお話を伺った。
研修実施の経緯
データ活用を自走すべく
データサイエンス人材の育成にも注力していきたい
― 総務部人事課の業務内容をお聞かせください。
総務部は、総務課・労務課・人事課という3つの部隊に分かれています。私はその中で、採用から教育、そして人事考課などの各種制度等人事全体の業務に携わっています。当社には、「"一致団結"して一人では出せない力を発揮する」という企業文化がありますが、この上で実力主義を徹底しており、性別やキャリアに関係なく実力を発揮できる環境を用意しています。教育面においても、社員の学習機会を整え、個々のやる気次第でどんどん自身を磨いていける場を作るのが人事課の務めです。こうしてモチベーションを高めることで、活躍できる人材に成長してほしいと考えています。
― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。
当社が注力しているデータサイエンスについては、今までは主に役職者が大学のデータサイエンススクール等で学んでいました。今後さらに強化していきたいと考え、機械学習やAIを実務的に活用するにあたり、必須のプログラミングスキルとなるPythonを若手に習得してもらうことにしました。人事主導の取り組みとしては、初めてのチャレンジです。ただ学習するだけではなく、何か形があるゴールを設定したいと考え、Python3エンジニア認定基礎試験の取得を目標にしました。コストが抑えられる個人学習型のeラーニングも検討しましたが、今回は営業職をはじめとしたプログラミング未経験者が多かったため、外部の研修機関にお任せすることにしました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由と研修の感想
Pythonエンジニア育成推進協会の認定スクールが
試験の手配もサポート
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
試験対策のみならず、実務での活用も見据えたデータ分析を主眼において学習を深めたいという当社の要望が叶うよう、インターネット・アカデミーからはカスタマイズしたカリキュラムをご提案いただきました。Pythonエンジニア育成推進協会の認定スクールとして、試験の手配まで一気通貫にて対応いただける点も、とても助かりました。
― インターネット・アカデミーのPythonプログラミング研修は、いかがでしたか。
受講したメンバーからは、様々なエラーの事例や変数の事例を交えて説明してもらったおかげで、頭の中で文法の体系化がしやすくなったと聞いています。試験内容に沿った解説もわかりやすかったそうです。プログラミング未経験者には難しかったという声もありましたが、インターネット・アカデミーの学習管理ツール(LMS)で受講者にアンケートをとっていたことで、研修の進め方を適宜修正していただくことができ、受講者によりそった研修となったのではないかと考えています。
研修の効果と今後
ネットワーク技術者向け
CCNAの資格取得にもチャレンジ
― 受講者に対する将来への期待について教えてください。
データサイエンスを活用していくうえでPythonは必須知識と言えますが、あくまで手段にすぎません。そのスキルを若手が習得して、実際に業務で活用できるところを見出し、最前線で活躍できる人材になってほしいです。会社としても今後もデータサイエンス人材の育成を進めていきますので、活用の場も広がっていくと考えています。
― 今後の人材育成について教えてください。
来年以降も、Pythonプログラミング研修は引き続き行っていきたいと考えています。また、営業がお客様のお困りごとを解決していくうえでは、お問い合わせ多いネットワーク技術のスキルアップも必須となっていきます。解決するスキルのための人材育成は重要ですので、現在、CompTIA Network+といったネットワークエンジニア向け資格取得の支援も行っているところです。更にレベルの高い、CCNA(Cisco Certified Network Associate)資格についても取り組みを進めており、インターネット・アカデミーからもご提案いただいているところです。常に自己研鑽に励み、自己変革を目指して行動できる人材育成を行ってまいります。
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