海外売上70%超
日系電動工具メーカーが推進するDX人材育成
工機ホールディングス株式会社
デジタル・トランスフォーメーション本部
ビジネスプロセス革新部
電動・エア工具を製造販売する日本発のグローバルメーカー、工機ホールディングス。2018年6月に日立工機株式会社から社名変更。同年10月には電動工具ブランドをHITACHIからHiKOKI(ハイコーキ)に変更した。1948年から永年にわたり培ってきた、極上のユーザー体験を生み出す独自技術と開発力こそが大きな強みである。使いやすさと高い信頼性で「モノづくりのプロ」から熱い支持を集めており、他にもmetabo, metabo HPT, CARAT, 三京ダイヤモンドなど複数のブランドを世界中で展開している。
研修データ
- 研修内容
- IT研修(C言語、システム開発基礎、プロジェクトマネジメント、Java等、受講者によって日数や内容をカスタマイズ)
- 受講対象
- デジタル・トランスフォーメーション本部の既存社員3名
同部署に配属された新入社員2名 - 研修の目的
- ITの基礎知識を体系的に学ぶ
業務に直結できるシステム開発技術を身につける
- 課題
-
- 社内の教育プログラムが講師のスキルに強く依存しており、品質にばらつきがあった
- 解決策
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- インターネット・アカデミーのレベル別IT研修を採用した
- 効果
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- 基本から学ぶことができ、 無理なく理解できた
- 実務の場で、開発を担当する前のトレーニングになった
「優れた技術・製品・サービスを通じて社会に貢献する」ことを企業理念に掲げる工機ホールディングス。革新的な新製品を次々に開発、世界の建築インフラを支え続けている。日立グループの傘下に入っていた以前と比べ、業務上のルール、セキュリティやクラウドなど技術面においても、自由度や意思決定のスピードが向上し、改革のサイクルが短くなってきているという。DX推進において、より良いものを導入できてきている一方で、包括的な技術スキルを持つ人材が益々重要だと感じるようになった。今回、新入社員を含むデジタル・トランスフォーメーション本部のメンバーが、選抜式でインターネット・アカデミーの研修を受講。C言語をはじめとする研修の感想や人材育成について、ビジネスプロセス革新部のご担当者にお話いただいた。
研修実施の経緯
自由が効くからこそ
新しい技術の目利きができてほしい
― デジタル・トランスフォーメーション本部での業務内容をお聞かせください。
名前の通り、DXを推進する部署です。デジタル技術を活用して、業務プロセスの革新・改革を行い、企業競争力を高める活動を行っています。設計・開発・生産・調達・経理など社内の全ての部門と連携し、日々刻々と変わるビジネス環境において、効率的な業務が可能となるよう、業務システム・プロセスの改善を行っています。対外的には、新たなお客様へのタッチポイントの創造やデジタル技術を活用したサプライヤーとの連携強化を図っております。
― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。
近年では、タレントやキャラクターを使った積極的なマーケティング活動をはじめ、エンドユーザーを重視した新しい取り組みが増えてきました。様々な業務要件を実現するために、我々デジタル・トランスフォーメーション本部は過去にも増して、体系的にデジタル技術を身に付けている事がもとめられるようになってきました。このような背景から、インターネット・アカデミーにこの研修を依頼させていただきました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由と研修の感想
実践学習ができることと
実務の経験を持つ講師が決め手
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
大きく分けると、理由は2つあります。1つ目は、一方的に講習を聞くのみではなく、受講者自身がプログラミングを行って実際に動作検証をする事で、確実に理解を深められると考えたためです。前年度、オンラインで聞くだけの研修を行っていたのですが、実践形式の研修でないと、当然のことながらフィードバックはもらえなかったので、その点を改善したいと考えていました。2つ目は、講師の方々に豊富な実務経験があり、実践的なスキルの習得ができると感じたことです。この2点が、他社と比べて一番私たちの要望にマッチしていました。
― 次に、研修の感想を教えていただけますでしょうか。
文系出身の新入社員2名はIT初心者だったのですが、基本から学べるコースでしたので、初めて習った言語やサーバーなどインフラ系の内容も理解ができたと言っていました。Javaの研修は難しかったそうですが、講師の方に丁寧にフォローしていただき、理解を深める事が出来たようです。 研修後に、部内のサーバー構築実習に携わるようになった際に、今回の研修で学んだ内容が役に立ったと聞いています。研修後に、部内のサーバー構築実習に携わるようになった際に、今回の研修で学んだ内容が役に立ったと聞いています。
研修の効果と今後
DXを通じてグローバルで
活躍できる人材育成
―受講された社員の方の将来への期待をお聞かせください。
今回の研修をきっかけにして、ITへの壁を感じることなく、短期的には社内システム構築に携わり、中長期的には、DXを通してグローバルで活躍できる人材に育ってほしいと考えています。DXやIT活用の可能性は非常に広がっており進歩も早いため、受講した社員の方々には、積極的にDX推進に取組む人材となってほしいです。
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