世界最大級の食品製造総合展 FOOMA JAPAN
DX研修で更なるイノベーションを目指す
株式会社FJITコーディネーター 齋藤 麻紀子様
株式会社FJは、一般社団法人 日本食品機械工業会の子会社として、毎年6月に開催される展示会の企画と運営事務局を務める。 食品製造プロセスを支える機械・装置全体を網羅した総合展示会として、東京ビッグサイトで例年10万人以上の来場者を迎え、国内外から注目を集めている。 食品製造に関わるソリューションを世界一取り揃えるイノベーティブな展示会を目指し、 出展社・来場者の皆さまにとって価値のある展示会の実現に日夜努力している。
研修データ
- 研修内容
- DXオリジナル研修
- 受講者
- 全社員
- 研修の目的
- 社内ITリテラシのベースアップ
展示会のDX化推進に向けた知識の習得
- 課題
-
- 社内ITリテラシーの個人差があった
- 展示会のDX推進が叫ばれている中でのDXに対する知識不足
- 解決策
-
- インターネット・アカデミーに、全社員に向けたDXオリジナル研修を依頼
- 効果
-
- DX推進に関する内容が自身の思考の一部となり、言葉にしやすくなった
- モチベーションが向上し、更なるスキルアップのための追加受講を決めた
FOOMA JAPANには、省人化・自動化・無菌化・AI・IoTなど、食シーンの多様性に応える最先端の製品・技術・サービスが集結している。 世界一の食品製造総合展を目指しながら、運営側も更なる来場価値を提供するべく、急速なDX化を推進。来場Web登録システムの導入やアプリの開発など、 イノベーティブな展示会の形を模索する中で、社内ITリテラシーの個人差やDXに対する知識不足を感じたため、 全社員を対象にインターネット・アカデミーの集合研修を実施した。そのDX研修の感想や、今後のスキルアップについて、ITコーディネーターの齋藤様にお話を伺った。
研修実施の経緯
展示会×DXの推進に向けたITリテラシーの習得
― 齋藤様の業務内容をお聞かせください。
PR・CRチームのITコーディネーターとして、社内で使用するPCやクラウドストレージなどのインフラ整備や、 出展社と来場者をつなぐシステム開発チームへの指示などを行っています。展示会の運営にかかわる多数の部署を横断して、 新たなITソリューションの提案をする役職です。ここ数年で、展示会自体がアナログからデジタルへと大きく変化しています。 例えば、事前にWebで来場登録しておけば、入場証に印字されているQRコードの読み取りだけで、名刺情報を非接触で交換することができます。 また、スマートフォンアプリでは、展示会情報の確認やセミナーの受講登録もできるようにしましたが、 こういった新しい取り組みも我々の部署が担う業務の一部です。
― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大もあり、展示会のDX化推進が内外で叫ばれるようになりましたが、 いざ社内で何ができるかを考えると持ち球が多くはありませんでした。展示会におけるDXが具体的に説明できない状況を打破するため、 そしてITリテラシーの個人差を縮めるためには、研修という機会を設けてベースアップすることが必要だと考えるようになりました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由と研修の感想
実績と提案までのスピード感を評価 アイデアソンも実施
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
インターネット・アカデミーには、多くの研修実績があります。また、「こんな感じのことがやりたい」といった漠然としたリクエストに対しても、 すぐに幅広い提案をしてくださり、研修の場も迅速に手配してもらうことができました。 以前に実施した他社の動画研修は、どうしても発展性に欠けるような印象がありましたが、インターネット・アカデミーでは、社員全員が集まり、 その場で講師と目と目を合わせて話ができることも選定理由の1つでした。
― 次に、研修の感想を教えていただけますでしょうか。
ITに関わる基本知識の説明・紹介からアイデアソンまで、全社研修としてとても有意義な時間でした。 また、研修でしっかりと解説していただけたことで、例えばKGI・KPIの設定など今まで漠然としていたことについて、 理解の糸口を見つけられたように感じています。講師の方とのディスカッションによる気づきもありました。 マンダラート発想法の講義で実施したアイデアソンが面白かったという意見もありました。こういう切り口のアイデアがあったのかと、 それぞれが発想したものを見返しているので体験できてよかったと思っています。当社が抱えている課題に対して、 ITやマーケティング・マネジメントのプロである講師の方からご意見をいただけるのは貴重な機会で、大変ありがたかったです。
研修の効果と今後
研修でモチベーションが向上し、追加受講も決定
―研修の成果や、ご自身の今後の目標についてお聞かせください。
今回のDX研修で身につけた知識は、実務につながります。自主的に本を読んで学ぶだけでは、どうしても自分の知識として蓄積しづらいのですが、
講義で質疑応答をしていただけたことで、DX推進につながる内容が自分の思考の一部となり、その結果、言葉にしやすくなりました。
今回受講したメンバーにも、DXに対して苦手意識なく取り組めるようになってほしいと期待しています。
今まさに、デジタル化に関する新しい案件が目の前に迫っており、ITコーディネーターとして私自身の更なるステップアップが必要になっています。
お取引先などプロの方々と共通言語をもって話していきたいという目標がありますので、もっと成長していきたいです。
オープンイノベーションを促進するプロジェクトに取り組む際に、知識が理解できる人間が社内に一人でもいれば、
通訳ができて会社にもプラスになっていくと考えています。実は、今回のDX研修とは別に、インターネット・アカデミーの研修を追加で受講する予定です。
ITコーディネーターとして個人のスキルアップをはかりたいという気持ちがあり、既に社長にも承諾をもらっています。
新たに受講する研修の内容としては、プロジェクトマネジメントやマーケティング、Googleアナリティクス、UI・UXなど多様です。
Pythonのエクセル講座もすごく気になっているので、IT人材育成の研修が対象になるという助成金も活用してお願いする予定です。
―御社の人材育成における思いを教えていただけますでしょうか。
展示会は毎年6月に開催されますので、そのタイミングに向けてプロジェクトを進めています。 今年も無事に展示会が終わると、次年度が始まる9月までの間に学べることを学んだ方が良いと、社長直々に声かけがありました。 今回、全社でのDXオリジナル研修という機会を設けて一歩踏み出すことができたのは、背中を押してもらったことが大きいです。 そして、インターネット・アカデミーの研修により、私自身のモチベーションも上がり、更に個人でもスキルを身につけたいという思いに繋がっています。 また、今後のことを考えると、ITの知識に明るい方が弊社の仲間になってくれたらとも思っています。 社内を見ているとそういった雰囲気がありますので、弊社に興味がある方は是非中途採用に応募していただけたらと考えています。
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