PHP/Laravelの開発力を強化
電子制御で西日本大手
広島発の田中電機工業
田中電機工業株式会社
IT事業部 開発統括部
大作 正志様
田中 敏正様
※写真向かって右より田中様、大作様
1929年(昭和4年)の創業以来、90年以上にわたり電機関連事業に従事している田中電機工業。広島県内に、現在7つの事業所・工場を持つ。 当初は電気機器・設備の修理・製作・販売を請け負っていたが、いずれは工場自動化の時代がくるとにらみ、先駆けで事業を展開。 現在は工場全体を司る多種多様な「電子制御盤」の設計・開発を中心に業務を行い、更にはIT革命に即応した業務も手がける。 製品開発から生産、販売、マネジメントまでワン・ストップ、かつ独自のオートメーション技術を活かした「オフィスまるごとソリューション」が強みである。
研修データ
- 研修内容
- PHP/Laravel研修
- 受講者の職種・属性
- 開発を担当する若手・中堅社員7名
- 研修の目的
- PHP言語で開発が可能な技術者の育成
- 課題
-
- PHP言語指定の開発案件を任せられる技術者が不足していた
- 解決策
-
- インターネット・アカデミーに、PHP/Laravelのオーダーメイド型研修を依頼
- 効果
-
- PHPの基礎から応用までを学び、開発演習をも行うことができた
- 実務の場で、開発を担当する前のトレーニングになった
田中電機工業は、"社会・顧客と会社と社員の共存共栄"を経営の基本方針とし、業界ナンバーワンになることを目指してきた。 創業以来、人間力こそがものづくりの原点と考え、特に若手社員の育成に注力。若い人材に積極的に仕事を任せている。 昨今では、AIやスマートファクトリーに代表されるIoTを用いた様々な技術や製品のニーズが増えていることもあり、 システムの開発を担うメンバーが、今回インターネット・アカデミーの研修を受講。PHP/Laravel研修に至った経緯や受講した感想について、IT事業部の田中様と大作様にお話を伺った。
研修実施の経緯
PHP言語で開発できる技術者を
増やしたい
― IT事業部での業務内容をお聞かせください。
お客様の課題をヒアリングして、システムの受託開発を行っています。ニーズに合わせたベストソリューションをワン・ストップで提案し、 お客様のIT経営の推進を強力にサポートしています。
20年以上のお付き合いのお客様が多く、なるべく訪問を重ね、基幹システムの運用保守を継続的に任せていただいています。
一度開発して終わりではなく、サポートを続けることができるのが弊社の強みの1つです。
最近、弊社が特に注力しているのがIoTです。IT事業部の他に、生産現場やライン制御を専門とするEC事業部がありますが、スマートファクトリーに繋がるIoTは、
機械の情報を吸い上げるのがとても得意ですので、2つの事業部がタッグを組んでお客様のサポートをさせていただくケースも増えています。
― 今回はどういった経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。
新規取引先からご依頼のあったシステム開発案件の要件が、PHP言語指定でした。ところが、社内でPHP開発ができる技術者が1名しかいなかったので、 早急に対応できる技術者を増やす必要がありました。過去に社外に業務を委託したこともありましたが、一時的なものではなく継続的な案件になりそうだったため、 社内で人材を育成して、体制を強化しようと考えました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
PHP技術者認定機構の
認定スクールという安心感
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
とにかくPHPに熟知していて実績が多い研修機関を探していました。弊社唯一のエンジニアに、数社の提案内容を比較してもらい、 その中で一番有効であると判断したものがインターネット・アカデミーの研修でした。短い期間でより多くの内容が学べ、 且つ基礎から開発実習までを経験できる弊社専用のカリキュラムをリクエストしていましたので、候補としていた研修機関はどこも提案の段階で苦労されていたようでした。 インターネット・アカデミーからは、すんなり希望通りのものが出てきましたので、即採用でした。弊社の希望に沿って、柔軟にコース日程や内容もカスタマイズしていただくことができました。 また、技術認定機構の認定スクールであることも理由の1つです。安心してお任せできると判断しました。
研修の効果と今後
PHP研修がシステムの
モダナイゼーションに繋がる
― 実際に研修を実施してみて、いかがでしたか。
受講したメンバーの資質にバラツキがあり、どのレベルで研修を進めるかを講師の方はご苦労されたと思いますが、柔軟に対応していただきました。 研修を実施することで、PHP言語によるシステム開発業務にすぐにでも取りかかれることを期待していましたが、早速来月から、数人は実務でPHP言語での開発を始めます。 せっかく研修を受けたからには頑張りたいという声が挙がっています。
―人材育成にかける想いについて教えてください。
当社は、大手のIT企業やソフトハウスの下請けをするのではなく、直接お客様のために開発をしていますので、それを維持できれば幸せに思います。 そのためには、社内外で信頼される人材を育成する必要があります。スキルやプロジェクトマネジメントスキルなど、日進月歩で向上させられるような人材育成をはかり、 それをお客様にフィードバックできるようにと常に考えています。
DXやESG(※1)に関する提案も今後は増えてくると考えており、ここのところ基幹システムのモダナイゼーション(※2)を進めています。 今回受講したPHP言語で開発していくことも、その1つです。社長が、「必要な教育は受けなさい」という想いを私たちによく伝えていますが、 私たちが教育を受けてお客様の今後の課題解決に繋げていかねばならない立場になりますので、ぜひとも今後も教育をお願いできればと考えています。
※1 ESG : 「Environment=環境、Social=社会、Governance=ガバナンス」 の3語の頭文字からくる言葉
※2 モダナイゼーション(Modernization):古くなった既存システムを、現在のニーズに合わせて最新のITシステムに刷新すること
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