外資系ハードウェアメーカー、アンカー・ジャパンの挑戦
カスタマー・サポート職で顧客データ分析ツールの開発研修

アンカー・ジャパン株式会社は、充電関連製品を取り扱うブランド「Anker」、オーディオブランド「Soundcore」、スマートホームブランド「Eufy」、スマートプロジェクターブランド「Nebula」等の製品開発・販売を行っています。新型コロナウィルス流行の影響で、社会的にもテレワークが増えるなど新しい働き方が浸透し、これまで主軸としていた充電関連製品だけでなく、Webカメラや会議用スピーカーといったテレワーク関連製品もご好評頂いています。

Pythonで「お客様の声」を分析し、分析結果を製品開発に活かしたいと考えたのが研修を依頼した動機です。事業の成長に合わせお客様からのお問い合わせが増えている中で、弊社の強みである「お客様の声を製品開発に活かす」ためには、RPA やデータマイニングを利用しながらカスタマー・サポートの品質向上が必須だと考えました。その中でもPython は初心者でも比較的学びやすいプログラミング言語であると聞いたので、お客様からのご要望に関するデータ分析のために深く学びたいという考えに至りました。

研修先の選定基準は、「ニーズに合わせて自由に設計できること」でした。受講者全員プログラミング初心者だったので、弊社の要望に合わせて、カリキュラムやスケジュールを柔軟に組んでくださる研修会社を探していました。インターネット・アカデミーのカリキュラムは、必要知識の良いところ取りをしてくださっていたので、研修をお願いしたいと思いました。

また未経験者への研修実施だったので、プログラミングの基礎理解に重きを置いて、教えてくださる会社を探しました。他の研修会社とも比較検討しましたが、インターネット・アカデミーが最も弊社の希望に寄り添い、カリキュラムを提案してくださったので、研修を依頼しました。

インストラクターの方々が明確に操作の手順を教えてくださったので、非常に分かりやすかったです。研修実施前に掲げていた目標は今回の研修で達成できました。

インストラクターの方々が、複雑なプログラミング言語をわかりやすく教えてくださいました。特に、データベースやサーバーの部分は初心者にとって非常に難しい内容でしたが、解説やテキストのおかげで、プログラミング基礎の理解を深めることができました。

今回の研修を経て、外部パートナーの選定やシステム導入を行う際の判断がしやすくなったと感じています。Pythonを使えば、この機能を実装できるなど、具体的にイメージができるようになったので、研修を受講してよかったです。顧客分析に課題を抱えている場合、殆どの企業は外部のツールを導入して終わり、のケースが多いですが、今回はベンダーマネジメントを見据えた社員研修を実施でき、ツール開発の流れが全員把握できたことが結果的に会社の財産にもなりました。

研修では、Pythonだけでなく、HTMLやCSSについても学びました。HTML、CSSの学びを通して、Webサイトに関する知識も深めることができ、業務に活かすことができています。

エンジニア以外のスタッフもお客様からの技術的な質問や要望に対応できるようにしていきたいです。弊社のカスタマー・サポートは、コールセンターとしての役割だけでなく、お客様の声を事業に還元するためマーケティングやセールスなどの事業部門と連携し、情報共有を行っています。将来的には、Pythonを利用して、日本のお客様からいただいたご要望を分析するシステムを構築し、アンカー・ジャパン内だけでなくグループ本社の開発部門と連携しながら、より良い製品開発環境を整えていきたいです。

弊社のMissionとValueに基づいた、人材育成を継続していく予定です。私たちのMissionは、"Empowering Smarter Lives"「テクノロジーの力で人々のスマートな生活を後押しすること」です。そして、私たちのValueである「Rationalism / 合理的に考えよう」、「Excellence / 期待を超えよう」、「Growth / 共に成長しよう」に賛同し、会社とともに成長できる人材を育成していきたいです。そのためにも、社員が自主的に学べるような環境を構築していければと思います。