パナソニック コネクトの社内カンパニーが
ネットワーク研修で映像技術者の情報通信スキル育成


パナソニック コネクト株式会社 現場ソリューションカンパニー
映像メディアサービス本部 事業企画部
ご担当者様
パナソニック コネクト株式会社は、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパスに掲げ、グループのB2Bソリューションの中核を担う企業として2022年に発足した。社内カンパニーである現場ソリューションカンパニーは様々な法人、企業、団体へ、現場の課題に重点を置いた顧客起点でのソリューションサービスを展開している。「現場」で活かされる専鋭化したハードウェアに、ソフトウェア、IoTやAIなど最新のテクノロジーをつなげ、イノベーションやさらなる付加価値をもたらしている。
研修データ
- 研修内容
- ネットワーク研修(初級)
- 受講者
- 映像メディアサービス本部の技術職社員
- 研修の目的
- ネットワークへの知見を深め、放送局のIT化に対応する
- 課題
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- 放送システムのIT化が進む中、映像技術者はベースバンド技術だけでなくネットワークの知識も身につける必要があった
- 解決策
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- ネットワーク構築をする機会を持たなかったエンジニアもスキルや知識を伸ばせるよう、ネットワークの基礎から学べる研修を依頼
- 成果
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- 生産管理担当など普段はネットワークに接する機会のない社員もネットワークに関する知識を身につけ、部門全体のリテラシーが底上げされた
パナソニック コネクト株式会社 現場ソリューションカンパニー映像メディアサービス本部は、放送業界関連の製品やサービスの提供を行っている。同本部では社員の自己研鑽の場として「デジタルフライデー」という取組を数年前から始め、集中的な学習機会を創出している。放送技術のIT化に伴い、エンジニアもネットワークスキルを身につけることが求められる中、デジタルフライデーの勉強会としてインターネット・アカデミーにネットワークの研修を依頼。担当者様に研修の経緯や感想を伺った。
研修実施の経緯
放送システムのIT化や視聴方法の多様化が進み
ベースバンド技術に加えてネットワークの知識も重要に

― 受講された方々について教えてください。
映像メディアサービス本部では放送業界向けの製品・サービスを提供しています。同本部は大別して営業職と技術職で構成しており、今回ネットワーク研修を受講したのは技術職の社員です。入社数年目の社員からベテラン社員まで、年齢では20代から50代まで、幅広い層の社員が参加しました。ネットワーク研修は全6回で行い、参加者が一番多かった回は録画視聴者を含めて150人ぐらいが受講しています。
― 研修実施前に課題としていたことを教えてください。
インターネット経由などテレビ番組の視聴方法の多様化や放送システムのIT化など、映像技術者もネットワーク技術を理解しておく必要性が増しています。電波とインターネットは別物ですが、当社でも業務上の必要性から情報系スキルを学習しているエンジニアもいます。しかし、直接ネットワークに触れる機会がなくネットワーク知識に不安を持つ技術者もいるということもあり、部署としてネットワークについて基本から学ぶ機会をつくる必要性を感じていました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
受講環境への配慮やオンデマンド視聴
希望に迅速な対応をしてくれた

― 今回はどのような研修をご希望されていたのでしょうか。
当部門では毎週金曜日の16時以降、社員それぞれが自己研鑽の時間にあてる「デジタルフライデー」という取組を行っております。デジタルフライデーの時間なら、業務でネットワークを扱わない社員も含めて参加しやすいと考え、ネットワークの基礎的な内容を学ぶ勉強会として研修を検討しました。そして商談などでデジタルフライデーの勉強会に参加できない社員もいるため、オンデマンドで後日にも受講できる研修を希望していました。
- デジタルフライデー
- パナソニック コネクト株式会社 現場ソリューションカンパニーの映像メディアサービス本部が、毎週金曜日の16時以降に行う人材育成の取り組み。社員はその時間を自己研鑽の場として自己学習の時間にあてることができる。始めてから約3年継続しており、社員のスキルアップに向けた文化として根付きつつある。従業員意識調査(EOS)では「会社が自己研鑽に協力的」「学習の時間を確保することを許容してくれる」という項目のポイントが高く、その理由となっていると思われる取り組みのひとつ。
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
コスト面がマッチしたこと、そして柔軟に我々の要望を聞いていただけたことが大きな理由です。デジタルフライデー内で行うため、時間や回数などを合わせていただく必要がありました。また社員が普段の業務で使用しているMicrosoft Teamsを使って研修をしていただきました。このように当社のスタイルに合わせた受講環境へ迅速に調整していただいたのがありがたかったです。また、デジタルフライデー内のオンライン研修とはいえ、当日参加できない社員も多いです。そのような社員に向け、コンテンツを1カ月間保存して、各々のタイミングで再生できるオンデマンド形式を提案していただいたのも大きなポイントです。
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予算内での効率的な研修から、実務に沿った研修まで
インターネット・アカデミーのオーダーメイド研修
研修の成果と今後
IT化が進み放送システムの環境も替わる
社員への自己研鑽を支援し続けたい

― 研修を受講されて感じたことをお聞かせください。
今回の研修はネットワークの知識やスキルの中でも基礎部分を中心に据えた構成でした。技術職の中でも生産管理の担当など、業務で直接システムの構築に関わることがない社員は新たな知識としてインプットできたと思います。
― 今後の人材育成について教えてください。
映像系のネットワーク環境がめまぐるしく変化している中で、知識をアップデートし続けることは不可欠です。今後、技術職についてはネットワークに関するさらにハイレベルの技術、そしてクラウド系の技術の両方を身につけてもらいたいと思います。会社としてもデジタルフライデーの勉強会などで、各社員が自己研鑽で学習していることを支援し、スキルを高める支援をし続けていきます。
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