人材サービス会社がIT未経験者をデジタルリスキリング
受講生の7割がAWS認定資格を取得してIT職で派遣先へ

研修の成果と今後
今回の研修はエンジニアへの道の第一歩
自ら勉強して技術者として大成してほしい

―研修を終えての感想や研修後の変化について教えてください

研修はオンラインだけでなく対面での講義も組み入れました。研修を受ける社員はほとんどが未経験です。オンラインでは曖昧な理解にしてしまうところも対面ならその場で講師に聞いて確実に理解できます。また、仲間が一緒に研修を受けているのでモチベーションをキープできるので、とても良い研修になったと思います。通常、社員たちは派遣先に行くと会う機会も少なくなってしまうのですが、受講者同士で交流が生まれ、研修後も社内のチャット機能などを使ってやりとりしているようです。会社への所属意識も高められたと思います。

研修の結果としては、7割ほどの受講者が資格を取得できており、この数字は期待通りだったので満足しています。受講した社員の多くは、もともと家電量販店での販売を業務としていたため、エンジニアとしてのスキルは持っていませんでした。研修に自ら応募してくれたメンバーなのでリスキリングへの意識が高く、ITエンジニアとしてさらに活躍できるように上級の資格取得を目指して引き続き勉強している受講者もいます。

―今後への期待を教えてください

受講者たちは自らの意志でエンジニアを志望してAWSのクラウド資格を取得し、クライアントの元へ派遣されるまでの知識を身に付けました。ここからさらに上位の資格や、SQLなどその他資格も取得して、知識や技術の幅を広げていってもらいたいです。今後の業務に合わせて、常に意欲的に、自分から率先して挑戦するということを大事に、新しいことに取り組んでほしいです。未経験からのスタートだからこそ、先入観なくクライアントの現場で実践的な経験を積むことができます。最終的には技術者として1人で業務をこなしていけるようになれたら理想的です。

受講生のコメントの一部

• 演習では事前にテキストの内容などを確認していただいたので、知識とリンクしておぼえやすかったです。演習も自由にさせていただき、質問にも的確に答えていただけました。
• 動画で受けるだけでなく、直接教えていただくことでより理解できました。難しかったですがもっと勉強に励もうと思います。
• 今後サーバーについての学習に進む前の全体像の確認をしていただき、おおまかなイメージが再確認できたのでよかったです。前日に続き実践演習もできたことで、コマンド入力がさらに身になったと思います。
• 試験形式で問題を解いてみて、章ごとだと理解できたところも、ほかの用語と混ざってしまって理解しきれていない部分があることがわかりました。実際にPCで問題を解くことで、ある程度は感覚も掴めたのでその点は良かったです。

※一部抜粋

関連するIT研修

• AWS認定クラウドプラクティショナー研修

  新入社員や新人エンジニアの方がAWSの基本を身につけ、AWS認定クラウドプラクティショナー（AWS Certified Cloud Practitioner）への合格を目指す研修です。ITリテラシーの底上げから、AWSの基本操作、試験対策までを行います。

• AWS研修

  AWSのサービスや機能の使い方などを演習しながら学習します。エンジニアなどAWSを業務で扱う方はもちろん、ベンダーをマネジメントする立場の方向けのカスタマイズもできます。

• AWSネットワーク&サーバー研修

  AWS研修の内容に加え、ネットワークやLinuxサーバーの基本について学習する研修です。サーバーやネットワークについて網羅的に学習でき、新人エンジニアを即戦力化できます。