京都の独立系SIer企業KYOSOが「人間力」向上を目指し
新卒向けビジネススキル研修&エンジニア研修を実施
株式会社KYOSO 人事総務部 ご担当者様
1973年(昭和48年)の設立以来、自己資本比率90%を超える強固な財政基盤を持ち、国内を代表する大手メーカーや商社などと取引を続ける株式会社KYOSO。「経営は人なり」という理念を掲げ、技術力だけではなく人間力も重視しながら、独立系SIerとして幅広い業界の企業と関係性を築いてきた。ITのソリューション設計からシステムの企画・設計・開発・構築・導入・運用までをトータルにサポートし、顧客本位のサービスを提供している。技術以外の付加価値も提供できるよう、社員の教育や研修にも力を入れている。
研修データ
- 研修内容
- 新卒社員向けエンジニア研修・ビジネススキル研修
- 受講者
- 新入社員
- 研修の目的
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- ITに関する専門知識の基本を網羅的に身につける
- ビジネスマナーを学び、人間力を磨くきっかけを作る
- 課題
-
- ITに関する知識を幅広く網羅し、どの部署に配属になっても活かせる知識を学びたい。
- ビジネスマナーを学び、人間力の向上につなげたい。
- 解決策
-
- ITに関する基礎知識からエンジニアに必要な知識まで学べ、さらにビジネスマナーに関しても実践形式で学習できるインターネット・アカデミーに研修を依頼
- 成果
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- エンジニアとして実際の業務で必要な知識を身につけることができた。
- 多様な価値観を尊重するためのビジネスマナーを学ぶことができた。
株式会社KYOSOでは、これまで経験ではなく人間性を重視してエンジニアを採用してきた。エンジニアは携わる業務内容が幅広いため、エンジニアとして必要な知識を配属前に身につける機会を設けることができればという思いから、インターネット・アカデミーに研修を依頼することに決めたという。また、エンジニア研修と同時に、時代に合ったマナーを学ぶビジネススキル研修も実施。研修の感想や人財育成にかける想いについて、人事総務部のお二人に伺った。
研修実施の経緯
入社前の知識レベルを問わないからこそ
エンジニアとして独り立ちできるだけの幅広い知識を習得してほしい
― 人事総務部の業務内容をお聞かせください。
主に人事制度の運用を行っています。研修の企画や運営も担っています。
― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。
当社のエンジニア職は経験ではなく人間性を重視しており、文系理系を問わず専門学生から大学院卒者まで幅広く新卒採用を行っています。そのため、IT未経験者からプログラミング経験者まで、各個人の知識レベルは様々です。
当社の事業内容が幅広いこともあり、配属後に携わるのがフロントエンドなのかバックエンドなのか、または開発なのかは、入社の時点では分かりません。そのため、幅広くITの知識を網羅でき、配属後の独り立ちの助けになる知識が取得できるような研修を実施したいと考えていました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
ITだけでなくビジネスマナーのカリキュラムも充実
「人間力」の向上にもつながる研修内容が決め手
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
インターネット・アカデミーには2021年から研修をお願いしていますが、研修機関選定にあたって当社が設けていた基準を満たしていることが大きな決め手となりました。 当社は本社を京都に構えていますが、大阪や名古屋、東京でもエンジニアの新卒採用を行っています。インターネット・アカデミーの研修はオンラインでの研修に対応していただけたので、各地の新入社員が交流を深める機会を作ることができると思いました。
さらに、ITだけでなくビジネスマナーにおいても他機関と比べて充実した内容を実施していただけると感じたこともポイントです。現在、多様な働き方への対応として、リモートワークや会議のオンライン化が進んでいます。そのような時代の流れに対応したビジネスマナーを学ぶことができ、さらには人間力も向上できるような内容のカリキュラムを組んでいただけると聞いて、ぜひお願いしようと思いました。
― 実際に研修を実施してみていかがでしたか。
IT研修では、第一線で活躍されているエンジニアの方に講義していただきました。業務を経験しているからこそのアドバイスには説得力があり、貴重な知識を教えていただけたと感じています。
オンラインでありながらも、自身で考えて手を動かすワークや同期同士で考えを伝えあう内容も盛り込んでいただき、研修の目的の一つである新入社員同士の交流も図ることができました。
講義後に実施するアンケートでは、「追いつくのは大変だったけれど、研修を受けられてよかった」という意見が多く、評価も高かったです。実際、配属後に先輩の業務を手伝ったときや、配属先での研修を受けた際に、「新入社員研修でやった内容だ」と思い出すタイミングが多いという話も聞いています。内定者に向けた先輩社員の話でも、入社後の研修で幅広い知識が学べることをアピールしてくれる社員が増えており、採用に関しても良い影響が生まれていることを感じています。
ビジネススキル研修では、ストレスコーピングを初めて取り入れたのですが、自身のストレスの傾向を掴む機会にもなり、メンタルへルスの面でも参考になる研修だったと思います。 こちらからの要望にスタッフや講師の方がリアルタイムに対応くださる迅速さも大変ありがたかったです。
研修の成果と今後
エンジニアとしてのスキルアップだけでなく
「人間力」を磨いて自己実現につなげてもらいたい
―受講者に対する将来への期待について教えてください。
エンジニアとしてのスキルアップは勿論ですが、同時に人間的な魅力も高めてほしいと思っています。当社には事業を通して自己実現をしてほしいという思いがあり、実際にそれが評価制度にもなっています。自分なりに方向性を定め、実現できるよう力を身につけていただきたいですし、私たちはそれをサポートできる環境を提供していかなければと思っています。
―人材育成にかける想いについて教えてください。
当社は京都で創業して50年になります。京都の製造業のお客様とは長いお付き合いがあり、これからもその結びつきを大切な基盤としていきたいです。長くお付き合いを続けていくためには技術だけではなく、人間力があってこそ。当社は「経営は人なり」という理念を掲げていますが、これからもその理念を大切にし続けていきたいです。
変化の激しい業界の中で、技術力はもちろん人間力も重視し、お客様に技術以外の付加価値を提供できるよう、今後も社員の教育・研修に力を入れていきます。
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