SESのドリームキャリアが業務拡大で新卒社員大量採用
トレンドを押さえた新卒エンジニア研修ですでにデビューも
株式会社ドリームキャリア
取締役 金島光伸 様
ITソリューション事業部 人事・採用チーム 高良夢華 様、鴨川美奈 様
株式会社ドリームキャリアは、「理系ナビ」をはじめ理系人材に特化したキャリアコンサルティングと、常駐型SESや派遣・請負によるシステム・デザイン・アプリ等の受託開発をメイン事業として成長を続けている。社内はもちろん、登録しているエンジニア・デザイナー・ディレクターといった人財の中長期的なキャリア形成を重視し、新しい技術習得や スキルアップ、成熟した技術の蓄積や展開ができる環境作りに力を入れている。
研修データ
- 研修内容
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- 新入社員IT研修(フロントエンド向け)
- 新入社員IT研修(バックエンド向け)
- 受講者
- 新入社員
- 研修の目的
- フロントエンド、バックエンドそれぞれに必要な、トレンドに合わせた基礎知識を身につける
- 課題
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- 前年比3倍超の人数(65人)が新入社員として入社し、社内で研修するには限界を感じた
- 解決策
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- インターネット・アカデミーにフロントエンド向けとバックエンド向けの研修を依頼・実施した
- 成果
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- 助成金に関しても相談にのっていただき、時間的にも金銭的にも効率的な研修を実現できた
- 現場で使える最新の知識を学べ、新入社員の一部はすでに現場で業務に従事している
エンジニアファーストなSES事業を行うことで有名なドリームキャリアのITソリューション事業部では、業務拡大に向けて、前年比3倍を超える65人の新入社員を採用した。次年度はさらに力を入れ、100人を超える採用も検討しているという。市場価値が高いエンジニアを育成するドリームキャリアが、今回インターネット・アカデミーに研修を依頼した経緯や、教育・育成への想いについて、元エンジニアで現在取締役の金島様とITソリューション事業部の人事・採用チームの高良様と鴨川様に伺った。
研修実施の経緯
業務拡大に向けエンジニアの新入社員3倍増
ITの最新トレンドを押さえた研修をできる会社を探した
― ITソリューション事業部の業務内容をお聞かせください。
ITソリューション事業部の主要な事業は、常駐型のSESや、派遣・請負によるシステム案件の受託開発・制作です。人事・採用チームでは、新卒や中途での採用から入社後の教育体系、育成プランを検討し、実行しています。
― 今回はどのような研修をご希望されていたのでしょうか。
当社は学部や学科を問わず新入社員を募集しており、入社時のレベルは基礎から学ぶ必要のある人からプログラム経験者まで様々です。前年までは20人程の新入社員に対して各々のレベル差を考慮しながら社内で研修を行っていました。しかし今年は業務拡大に向けて前年の3倍を超える人数を採用したこともあり、社外に依頼することにしました。
研修で第一に求めた点はフロントエンド、バックエンドともに基礎だけでなくトレンドを踏まえたプログラミング言語を組み入れられるかという点と、研修中も随時新入社員たちの成長具合を共有できるなどフォローにも対応していただけるかという点です。また、助成金を使う予定だったので、助成金に対する知見が深くサポートもしていただけるという点も考慮しました。
インターネット・アカデミーを選んだ理由
社名の知名度と豊富なカリキュラム
週報で随時受講生たちの成長が確認できたことも魅力
― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。
インターネット・アカデミーは1995年創業と歴史が長く、名前も知っていました。IT研修における老舗ブランドといった信頼感がありました。そしてカリキュラムの種類も豊富。GASの研修まであってかなり網羅されているなと驚きました。SESの特性上、技術や言語は幅広くカバーしたいので、カリキュラムが多いのは魅力的でした。
選択したいカリキュラムはたくさんありましたが、研修期間は2カ月間。どれを選択するかで悩みました。最終的にフロントエンドはReactをメインに、バックエンドは、PHPやRubyも案件が多くなっているので特に悩みましたが、Javaを選びました。次にやる時は変わるかもしれません。その時のトレンドに合わせてカスタマイズができるだけのカリキュラムがあって利用しやすいのもインターネット・アカデミーの魅力と感じています。
ドリームキャリア様に提供した新入社員研修のカリキュラムの目次を特別公開
― 実際に研修を実施してみていかがでしたか。
今年の新入社員は全員で一緒に成長したいという意識が高く、グループワークの研修が特に充実していたようです。研修の最後、グループごとに研修の成果物を制作して発表しましたが、各チームとも工夫した内容でしっかり学習できていると感じました。
研修中の新入社員たちの様子や成長の度合いも、インストラクターから送られてくる週報などを通して随時共有できました。カリキュラムもしっかり詰めてから研修には入れたので、ほぼ想定通りの研修ができたと思います。
研修の成果と今後
SESこそエンジニアの市場価値を高める働き方
納得いくプロジェクトでキャリア形成をサポートしたい
― 受講者に対する将来への期待について教えてください。
研修終了後1カ月程度で、一定のレベルに達した10数人はすでにプロジェクトで業務を始めました。さらに10人ほども間もなくデビューする予定です。案件先のチームは経験者がいるところもあれば若手だけのところもあります。どこであっても自信を持って取り組んでもらいたいです。まだプロジェクトデビュー前の新入社員も、研修後のチーム開発で積極的に情報を集め、意見を述べるなど行動や意識が変わっています。
当社はSES事業なので、自分のスキルとやっていることに誇りと自信を持って業務に当たれる人になってほしいです。
― 人材育成にかける想いについて教えてください。
SESと聞くと「下請け業務が多く希望のプロジェクトをなかなかできず、キャリアも積みづらい」といったネガティブなイメージを持たれることもあると思います。ですが当社はエンジニアの方に希望のプロジェクトに参加して実力を高め、それぞれの目標や希望を実現してほしいと考えています。そのため案件にはこだわり、9割以上が1次請けのプレミア案件です。そして「この案件をとったから行って」というやり方ではなく、エンジニアの希望を聞いた上で依頼します。社内公募をかけることもあります。納得のいくプロジェクトで働くことでこそエンジニアは成長し、中長期的なキャリア形成にも成功すると確信しています。そのため、今後もインターネット・アカデミーに新入社員研修のご相談をさせていただきながら、スキルアップの機会を増やしていきたいと考えています。
受講生のコメントの一部
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グループワーク中、メンバー間で教え合ったり、考えたりしたことでSpringBootも徐々に理解できるようになっていくことが非常に楽しかったです。この先も何か理解できないものに出会ったときに、粘り強く取り組む姿勢を大切にしていきたいです。
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初歩的なミスや質問でも真摯に対応してくださって助かりました。また説明が順を追ってするスタイルだったので、コードの理解がはかどりました。
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内容は基礎的な部分だったが、研修という形で社員全員に共有できるのはとても有意義に感じた。実際に起った判例ケースの紹介はとても参考になった。
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グループ全員のプログラムを統合する作業は、変数やメソッド名のすり合わせや予期せぬエラー修正などが何度もあり時間がかかりました。でも、全員で間違っている場所を見つけて直して修正するというやり方は、今までのグループワークがしっかり活きていると感じられ、とても良かったです。
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クイズ形式で問題を出して当ててくれるので緊張感を持ちつつ真剣に講義を受けることができました。
※一部抜粋
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